thank you伝道師 ナースりん

朝①で、映画

テレビのCMで、
西田敏行出演のこの映画の上映を知って
絶対に観に行こう

娘の期末試験も終わったので、
娘にも自然災害の影響や、
犠牲になった方々、ご家族の思い、
災害救助にあたる人々の思いを、
もっと身近に感じて欲しかったから、
娘も連れて(半ば強制なり~ん

涙が出るのは覚悟の上です

ご遺体を運ぶ際に、
まるで物を扱うようにする災害派遣隊の対応に、
元葬儀屋をしていた西田敏行が、
それとなく死後硬直などについて教えて、
ご遺体を安置する場所を
できるだけまめに掃除しようと指揮をとっていたり…
ご遺体に声をかけたり…。
「遺体にどうして話しかけるんですか?」
この質問に対して、
「人間としての尊厳を取り戻すため」と教えていました。
私たちナースも、
たくさんの死に直面します。
そんなとき、私も必ず声をかけ、
横を向くときも、
寝巻きの袖を通すときも…
ひとつひとつ声をかけます。
それが至極アタリマエのことだから、
同じ人間として敬意を払って接することが
アタリマエのことだから、
そこまで意識していたか?と言えば、
していなかったかも知れない。
気持ちは同じ気持ちです。
今まで頑張って生きて来られた…大切な命。
亡骸となっても、
大切な体ですよね。
今は…悲しいかな…まさに共に生きている方々にも
人間としての尊厳を汚すような対応をしている場面を
病院や介護の場面で見てもきました。
私達の何が偉いんだろう?
私はいつも疑問でした。
偉いというのであれば、
ず~っと長い時間を生きて来られた年配の方や、
辛い病気と共に頑張っていらっしゃる方の
不安と苦労と経験と智慧を考えたら、
相手に敬意を払うのがアタリマエだと
私は肝に命じてきました。
「遺体」を観て、
その思いは変わらないことを、
再確認しました。
娘さんを津波で泣くされた母親が、
荼毘にふされる前日に安置所で一緒にいられるよう、
一緒に付き添ったり…
現場で救助作業をされていた方も、
疲労困憊と精神的ダメージの中で、
相手を思いやる気持ち…
その気持ちこそ「繋がり」になって、
悲しみをほんの少し和らげることができる光に
なると…思うのです。
それが「寄り添う」ことで、
相手を分かりたいと思う人情ですよね。
人の悲しみは、悲しみとして残り続けるけれど、
その悲しみを癒すのも人間の力。。。
私は遠く、北海道で…寄付をするくらいしかできませんでした。
その場に行って、
ほんの小さな力ではありますが、
誰かの支えになり、力になりたいと、
いまさらながら思うんです。
遠くから光のイメージをずっと送っているイメージを
左手を捧げながら
映画を観ていた自分がいました。
突然のことで、今もなお家族を探している人がいます。
亡くなった後も理解できない方も
たくさんいらっしゃるかも知れません。
その方々に、どうか光を…光を飛ばしたい。
あくまでイメージですが…思考は現実化します。
強く、強く祈っていました。
被害に遭われた方が教えてくれていること…
今生きていること、
家族の大切さ、友達の大切さ…
後悔は先にはできないということ、
残された遺族の方々の一生懸命に生きる姿…
学ばされることがたくさんあります。
被害に遭われた方のことを
本当の意味で分かることはできませんが、
皆さんの姿に励まされていることを、
お伝えしたいと思いました。
ありがとうございます。

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