アラファト議長の放射能毒殺!元素の医学で解明!【その3】 | 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし

アラファト議長の放射能毒殺!元素の医学で解明!【その3】

アラファト議長の放射能毒殺!元素の医学で解明!【その3】

パレスチナのアラファト議長の遺体が、今日、掘り起こされ、サンプルが採取された後に、再び埋葬された!

猛毒の放射性元素、ポロニウム210で毒殺された疑惑が事実かどうかを解明するため。

今回は、ポロニウム210という元素を解説したい。


放射性元素といっても、リン32やヨウ素131なら、研究者をしていると、普通に目にする。

研究には必要だからで、私も何度か使ったことがある。

もちろん、厳重に管理はしているが・・・。


ただし、ポロニウム210なんて、今まで目にしたことはないし、今後も間違いなく、一生、お目にかかることはない。

しっかり管理しようと思っても、管理しきれるシロモノの元素ではない。

この元素は、ムチャクチャ毒性が高いうえに、昇華するから厄介だ。

固体なのに、液体を通り越して、気体になってしまう。


だから、いくら注意しても、扱いは難しい。

ほんの小さな傷口などからでも、人体に入り込み、アルファ線を出しまくって、内部被曝で命を奪う。


しかも、医療にも研究にも、これといって、使い道はない。

使い道があるとしたら、毒殺だけだと思う。

こんな恐ろしい元素は、国際条約を結んで、使用制限をすべきだ!

人体と元素の関係について、「元素周期表で世界はすべて読み解ける」(光文社新書)の第3章で詳しく解説しているので、こちらをご参照ください。
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