アインシュタインのノーベル賞は相対性理論ではない!(文化放送ソコトコの復習、その2) | 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし
2013-03-01 12:08:40

アインシュタインのノーベル賞は相対性理論ではない!(文化放送ソコトコの復習、その2)

テーマ:【吉田たかよし】のTV・ラジオ出演日記
アインシュタインのノーベル賞は相対性理論ではない!(文化放送ソコトコの復習、その2)

昨日の文化放送「吉田たかよしのソコトコ」。

2時間半の間に、いろんなコーナーでしゃべりまくったので、何回かに分けて、おいおい復習。

今回は、情報デリバリーのコーナーで話した内容。


アインシュタインは、もちろん、
ノーベル物理学賞を取っているが、意外にも、有名な相対性理論で取ったんじゃない。

それには、理由がある。

相対性理論はあまりに革新的。

それで、当時のノーベル賞選考委員の重鎮たちが、評価を下すのをビビってしまった。

完全には理解できていなくて、ノーベル賞を出す勇気がなかったんだ。

でも、世間では、相対性理論はすごいと、盛り上がるばかり。

ノーベル賞を出すのもプレッシャー、出さないのもプレッシャー。


そんな選考委員を救ったのが、アインシュタインが発表した光量子仮説という他の研究。

これが、量子力学の発展の基盤になったので、もちろん、ノーベル賞に値する立派な研究。

でも、相対性理論と比べたら、研究のインパクトは、ずいぶん落ちる・・・。

なのに、こちらにノーベル物理学賞を出したのでは、こちらに出したら、同じ物理学賞は、二度と出せないルールだから。

これで、相対性理論の評価から逃げ出せたというわけ・・・。



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