140字プロレスのブログ








カプリス・コールマン&セドリック・アレキサンダー×ブラヴァドブラザーズ。OPマッチらしくブラヴァドスが小刻みにいやらしいヒールプレイを交え攻めたて、コールマン組がバネの力で試合のテンションを上げていきます。ブラヴァドスが終盤パワー系の技を出したことによる粗さもありますが平均的なOP。☆2.75


マイク・ベネット×マイク・モンド。乱戦から始まり殴り中心。場外で暴れたり、飛んだり、脚痛めたりとせわしなく試合が動きます。モンドがエントランスからダイヴしますが不格好で怪我しそうな…最後もセコンド介入で力のいれどころがうまっくいってない試合です。☆1.75


チャーリー・ハース&シェルトン・ベンジャミン×レット・タイタス&BJウィットマー。遺恨戦としてしっかい煽り、入場をWGTTが強襲という立ち上がりでしたが、中盤はこじんまりした孤立シーン。終盤に向かっていくにつれてもタイタスが歓声をもらえずテンションの上がらないまま決着。結局この程度か。☆2.25


デイビー・リチャーズ×ジェイ・リーサル。序盤こそ地味ですが2人のリマッチであることと対等な立場での一進一退、特にチョップ合戦や中盤~終盤へ切り替わるキーになるリングアウト狙いの攻防から積み重ねがクライマックスのラッシュを際立たせ激戦に。終盤過多な攻防になりましたが好勝負に異論なし。☆4.25

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 序盤からの積み重ねが効果的にクライマックスを彩った試合。80年代の映画的に序盤は地味だなと思わせる内容ですが、一進一退のチョップ合戦というよいうに2人が対等な立場で打ち合えるという演出を見せながらじりじりと進行。技の威力もステップを組んであげていきエプロン上での攻防から終盤に突入。テーブル落下も場面にうまく収め、一進一退の激戦モード。終盤はデイビーの攻め、リーサルの守りで始まりながらリーサルがカウンターで攻守切り替える流れが非常に楽しめました。終盤にブーストしすぎて疲れがたまう試合ですが好勝負としての体裁は整ってました。☆4.25


タダリアス・トーマス×ライノ。トーマスは初めて見ましたが、トリッキーなスタイルは良いとしてもそれに見合った技の精度ではないですし軽いです。もっとオーバーなモーションから打撃をしっかり当てるべき。マルティニの介入でライノが負けるというわざわざやる必要なし。☆0.5


アダム・コール×エディ・エドワーズ;ROH-TV王座戦。コールは髭を生やしたことでよりセクシーさが増しましたね。どうせならヒール調で序盤のメイキングをやると映えるかと思います。一進一退の攻防をしっかり交えコールはここ1発のスーパーキックが良いですね。この2人攻防はスムーズで好きです。好試合。☆3.75

ジミー・ジェイコブス&スティーヴ・コリノ×ブリスコ兄弟;ROHタッグ王座戦。まあ乱戦からのスタート。特に王座戦ろいうほど役割深い試合でもないですし、セミとしての体裁を守るべくガードレールへのデスバレーなども挟んできましたね。☆2.5


ケビン・スティーン×マイケル・エルガン;ROH王座戦。スティーンが観客に意識を配りながら抗争劇を煽って序盤メイク。エルガンはパワー1本でなく器用なクロスフェイスで一進一退を強調。打撃の使いどころも良かったです。終盤はシンプルな一進一退とレフェリーも利用。過激な一撃で締め見事好勝負。☆4.25

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 なんだかんだエルガンのパワフルさが強調されやすいですが、スティーンが序盤を構築。パワーで勝てないと思わせるも観客を煽ることにかけてはピカイチなのでエルガンが試合に集中しすぎてしまうことを補っています。

 エルガンは器用さを武器に中~終盤に見せてきます。クロスフェイスの切り返しは一進一退を作るのに適していますし、今回は後頭部にエルボー連打してから決めたためより場面が強調されましたね。

 終盤は背負ったままテーブル落下など破壊的なシーンを作り最後はシンプルにパワー×パワーの激戦。レフェリーを使ったひと悶着でアクセントをつけ雪崩式のパッケージパイルドライバーという過激さ満点の大仰にも出ましたね。見事なメインです。好勝負。☆4.25



総評。ROHらしさが戻った大会。特にデイビー×リーサル、スティーン×エルガンが期待以上のヒット。好勝負とそうでない試合の明暗が分かれすぎましたが、充分見応えある大会です。☆4.25


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