やがて地球も水星と同じ死の星になる! | 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし
2012-12-02 05:07:32

やがて地球も水星と同じ死の星になる!

テーマ:元素周期表
やがて地球も水星と同じ死の星になる!

“水星”に、“彗星”が運んできた水が氷の状態で存在していることがわかりったという昨日の話の続き。


水星といえば、太陽に近い灼熱の星。

なぜ、氷があるかというと、水星の自転軸は、公転軸と垂直。

太陽から見て裏側の部分は、裏側のど真ん中を中心にぐるぐる回っている。

永久に太陽光が当たらないため、あんなに太陽に近くても、裏側のど真ん中だと、氷が存在できる。


でも、いずれ、地球も、水星と同じようになると考えられている。

自転軸がずれて、地球の半分は24時間、365日、昼が続き、灼熱地獄に。

残り半分は、24時間、365日、夜が続き、極寒の世界に。

もちろん、微生物を除けば、人間を含め、高等生物は全滅するしかない。


地球が誕生して46億年間、たまたま、月が地球を回っていたおかげで、地球の自転軸はずれなかった。

水星は、月がなかったので、自転軸がずれた。


だが、月はどんどん地球から遠ざかっている。

やがて地球の自転軸を維持できなくなる。


人間は、月によって生かされ、そして、やがては月に見放されて、滅んでいくということ。

感謝しながら、月を眺めてみるのも一興だ。

人体の進化と宇宙の関係については、「元素周期表で世界はすべて読み解ける、宇宙・地球・人体の成り立ち」(光文社新書)の第2章で詳しく解説しているので、こちらをご参照ください。
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