先週&今週と、レッスンでぎゅぎゅっと絞っている
生徒さんたちがいます。
今度の日曜日にカワイのグレードテストを受ける生徒さんたち。
初めて受ける生徒さんたちに対しては、
”どきどきするかも知れないけれど、やってみるといいことあるよ!”
と、アドヴァイスさせていただきます。
初めての場所、知らない先生方、…きっととても緊張するかもね。
でも、今までレッスンやおうちで練習を積み重ねてきたことを
しっかり発揮できるように、先生は指導させていただきました。
だから、
「きっと大丈夫!!よく音を聴いて、落ち着いて弾いて来てね。」
しっかり努力してきた生徒さんに、私はそう言って送り出します。
でも…ね、中にはなかなか思うように仕上げられない子もいます。
さぼっているわけではなく、さまざまな理由で…です。
そうは言っても、グレードテストはもう目前。
勉強や塾で忙しく、本日がグレード前最終レッスンの生徒さん。
課題曲のエチュードは、取りかかったのが早かったこともあり、
何とかどうにかこうにか。。
しか~し、どうも一抹の不安をぬぐいきれない私。
「こっち(エチュード)は大丈夫だと思うんですけど~。」
と言う生徒さん。
まずゆっくり、次に3種類のリズム練習、メトロノーム合わせ…まで終わり、
私も一つ一つその演奏に助言とちょこっと弾いたりしまして…。
「よしっ。ささ、じゃ、自分の思うように弾いてごらん♪」
とにこやかに。
「はい!」
と自信を持って弾き始めました。
私はもう横でヤイヤイ言わずに、その演奏をジッと聴きます。
(本当は、「あっ、そこ!」とか「ほらっ。」とか言いたいけど、笑顔でガマン。)
~~~♪…。
「うん、いいね。すごく音が生き生きしてきたね。
自分が表現したいことが出せてきたんじゃない?」
「はい、だって本当ッに頑張ったんです~!」
「そうだね。時間の制約があるなかで、よく頑張ったよ。」
「(ふふふ…。)→ちょっと微笑む。」
「(ニヤリ)…じゃっ、聴いてみようか!」
「?!」
「はいっ。」
♪♪♪~(レッスンマスターに入れた今の演奏)~~♪♪♪~~
「先生!…録ってたんですか~?!マジですか~Σ(・ω・;|||」
「だって、今日”録るからね”って予告したじゃん。(←静岡弁)」
「(iДi)~~~。」
その生徒さんが、自分が弾いている時も、
そして自分が演奏したばかりの録音を聴いている時も…
どの部分でなにを感じているか、なんだかわかってしまう講師。。
「ごめんね~。不意打ち食らわせちゃった。」
「せ~ん~せ~い~。(恨めしそうに、しかし、もう諦めた表情で。) 」
自分の演奏を聴き返しながら、ずど~んと落ち込む生徒さん。
でも、私はその子がその状態から本当の底力を発揮することを
知っています。だから、わざと(!)カウンターを一発…!
かくして、その子は自分の演奏を客観的に聴いて(聴かされて?!)、
打ちのめされまくったのでした。
「でもさ、もう時間もあまりない状態の中で、
自分のすべきことがわかってきたでしょ?」
「…ハイッ…!(´_`。)」
筋肉だって、トレーニングすることで負荷がかかって一度壊れてから
モリモリと再生するように、心もきっとモリモリ再生してたくましくなるよ!
先生も、いつも自分の演奏を録音して聴き返すけれど、
ものすごく落ち込むから…。
けれど、少しずつだけどそこから立ち直ることができるから。
そこから本当の意味で成長できるのだから。。。
”自分の演奏の欠点に一番敏感なのは自分だ”ってことを
私はちょっとだけど、知っているからそう言えます。
立て~~ェ立つんだ、ジョ~~ォ
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