昨夜、高陽市に到着。新しいアパートは地下鉄3番線大化(テファ)駅の近くになりました。まだネットが入っていないのでカフェの無料WiFiを利用してアクセスしています。

韓国に渡り、空港から球場、アパートに向かうバスの車中、携帯のネットが使えない中で書いた文章をアップします。

誰かに話さないと、書かないと耐え切れそうになかったので…。







佐藤英吾。

先日、僕のページでもご紹介させて頂きましたが、Eigo Sato は世界のスーパースター。世界を舞台に活躍する日本人、アクロバットモトクロスライダーです。
モータースポーツ、そしてXゲームの最高峰アメリカ。その世界最高峰でも選ばれしライダーだけが所属するレッドブルファイターズ。世界中で興行を行い多くの人達に感動を与え、人間の可能性を示し続けています。Eigo Sato はそのレッドブルファイターズのメンバーの一人です。

英吾さんは34歳。僕の一つ年上。この世界では限界を超えている年齢にも関わらず人間の限界を、そしてアジア人の限界を打ち破って活躍して、いました。
一昨年、メキシコから帰ってきた僕は佐賀の治療家 鳥屋仁さんの所でお会いしました。話しているとリラックスした表情や語り口の中にも世界で戦う男のタフさ、繊細な感性、気配りがありこんなに小さな身体で数百KGもあるバイクを空中で自在に操り、見る人を魅了するのか…と、とても強い刺激を貰ったのでした。僕の質問にも丁寧に応えてくれて心から尊敬するアスリート、いや人物の一人となりました。
そして、レッドブルファイターズの2013年の世界ツアーが昨年末に決定。しかも初の日本開催が大阪で決まり、英吾さんにとっては母国日本での凱旋パフォーマンスが行われる予定でした。ご本人も特別な感情があった様です。僕もいつか現場で観てみたいと思っていたのですが韓国行きが決まってしまい非常に残念な思いをしました。

今日、そんな思いを抱いたまま、いよいよ韓国に渡る直前、空港で英吾さんの訃報を知りました…。

信じられなくて。冗談が好きな人だからまた何かの冗談だろうと…。
Facebookの英吾さんのページには今も次々に世界中から書き込まれる追悼のコメントがあります。

鳥屋さんに電話しました。
「今、福島でさ…たった今 Eigoの顔をみて来たところ。静かに眠ってたよ。」
先週の木曜日、練習中のアクシデントだったと。
もちろん、バイクに乗る。そして危険と隣り合わせ、こう言う事も可能性としてはあるわけで…。
でも、だけど信じられなくて…。

アスリートとして、だけでなく人として憧れて尊敬できて、僕の人生に生き方にも、これからずっと影響を与えてくれる人だと信じていたから…。

なんでだよ?なんで?って…。
また、なんで自分の大好きなバイクに乗ったまま…そんなにカッコ良く逝けちゃうんですか。英吾さん…

韓国に帰れるから心ワクワクしてる周りの韓国人たちの中でこっそり泣いてましたよ。

英吾さんの生き方、少しだけアスリートとして、僕に頂いても良いですか。貴方が生きた証を残していかなきゃ、って思うから。

いつも死ぬ覚悟で飛んでいた貴方の勇気を僕達は忘れない。

侍 佐藤英吾を忘れない。


photo:01


(左から私、鳥屋仁氏、佐藤英吾氏、辻健二郎氏)

安らかに。

R.I.P Eigo Sato







俺たちは諦めてはいけない。
生きなきゃ…


http://touch.dailymotion.com/video/xxwlfs_rip-eigo-sato-1978-2013_sport






o(・∀・)o 「ざぁぁぁっす。」