ヤブロコフ氏「福島第1原発事故後に幼児死亡率や流産が増加している。」 | まっちゃんのブログ

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5月18日に星陵会館でヤブロコフ博士の講演が行われました。

ヤブロコフ博士は2007年、ベラルーシのベルラド放射能安全

研究所初代所長ワシリー・ネステレンコ

同所員アレクセイ・ネステレンコ(現所長)とともに

5000本の英語、ロシア、ウクライナ、ベラルーシなどスラブ系の

諸言語の記録や文献をもとに報告書をまとめた方です。

重要な所を先に述べます。

・チェルノブイリの事故の9ヶ月後にダウン症が増加した。

・チェルノブイリ事故処理にあたった人の家族の流産率は事故後2年間

非常に高い

・チェルノブイリ事故後に幼児死亡率がノルウェー、スイス

スウェーデン、フィンランド等の国で同じ時期に増加していた。

福島原発事故後、日本でも幼児死亡率が増加した。

・東京電力の福島第1原発の医療室で働いていた方によると

作業員がたくさん亡くなっている。

作業中以外の時に亡くなっているから、公表されない。

・おしどりマコ氏が大学病院の産科の複数の先生に取材した結果

東京都は出生数が1割減少しているのが先生たちの共通認識であると発言

・東京都の産科学会、産科婦人科学会がまとめた報告書によると

幼児死亡率が増加して、流産も増えている。




25分20秒ごろからヤブロコフ博士の講演が始まります。

41分04秒ごろ

ヤブロコフ博士 : さてこちらは岩波の本で65ページの図の5.2、5.3

に書かれた物でありますけれども、ダウン症候群でありますけれども

その発生率ということで、上のグラフがベラルーシ、下の西ベルリンであります。

ちょうどチェルノブイリの事故から9ヶ月後ですね。そのダウン症候群の

子供のしゅしょうが増えたということが示されているものであります。

そして実際にチェルノブイリ事故の9ヶ月後にこのような現象があったということを

語っているデータは実は数多くあります。日本に関しましても、もうすでに福島以降

すでに過去になっていますので、こういったデータは必ずあるはずです。」


44分30秒ごろ

ヤブロコフ博士 : さてこちらは、本では97ページに書いてあります。

図としては5.9でありますけれども、これはチェルノブイリの事故処理にあたった

人達の家族とそうではない同じ地区の平均的な家庭の流産率というものを比べた

ものであります。この事故処理にチェルノブイリ原子力発電所事故の

事故処理にあたった人をロシア語で「リクビタートル」と

いっているわけでありますけれども

もちろん福島原子力発電所の事故処理にあたった人達もいたわけですけれども

チェルノブイリ事故処理にあたった人に関しましては

80万人という非常にたくさんの人が事故処理に従事しました。

そして、彼らに関しては医学的な追跡調査という物が

かなり行われていましたので、データもかなり残っています。

そこに示された事故処理以降2年間の流産率が

非常に高かったということがわかるグラフであります。


さてこちらは幼児死亡率に関してありまして、本の171ページにあげている

グラフであります。ドイツとポーランド。左がドイツで、右がポーランドで

ありますけれども、チェルノブイリの事故にまさに由来する所の幼児死亡率

が急激に上がった時期があったということがこの統計上も確実に有意である

意義があると大きな数値となって跳ね返っております。

さてこちらは幼児死亡率でありますけれども、本文では171ページと172ページ

にあるグラフで、左上がノルウェー、右上がスイス、左下がスウェーデン

右の下がフィンランドの4つのヨーロッパの国でありますけれども

幼児死亡率を示した物であって、学術書からとった数字ではなくて

それぞれの国が統計として発表している数値をただ単にグラフに載せてみた

ということであるわけです。この直線が幼児死亡率が下がっていると

いうことなんですけど、チェルノブイリの事故の1986年から2年間と

いうものがですね、幼児死亡率が上がっているということがよくわかります。

そして、それぞれ国が違うわけですから原因はただ一つ

チェルノブイリの事故であるというわけです。



57分13秒ごろから
ヤブロコフ博士 :さてでは、日本ですでに何がおきているかを

表している数字であります。

幼児死亡率であります。左が日本であります。

2002年~2012年の日本。右側の縦二つでありますけれども

これがドイツ1980年~1994年ということで、ドイツに関しては

チェルノブイリ事故の所に線が引いてありますけれども

幼児死亡率がチェルノブイリ事故以降統計的に表れる形で増えました。

この両方の数字、日本に関しても、ドイツに関しても

これはそれぞれの国の公式の統計数字であります。

日本に関しては、日本全土の数字でありますけれども

福島の後でありますけれども、点線で福島の事故の所を

指していますけれども、それ以降幼児の死亡率が増えたということが

よくわかります。



1時間4分55秒ごろ

おしどり マコ氏 :去年 2012年度に福島第1原発の構内で

医療施設に勤務をしていた東京電力の看護師の方の

インタビューをとったのですが

看護師の守備義務で伝えることができない話が

たくさんあったのですが

作業員の方がたくさんなくなっていると。

でも、福島第1原発の構内で作業中に亡くなった方だけは情報として

外に出てくるのですが、例えば寮で朝起きて来ないと思ったら

もう亡くなっていた。二日間の休みの間に家に帰っている間に

亡くなっていた。そのような方々は一切情報として

上がってきません。そしてその方々は体内にどれくらい

放射性物質がとりこまれていたかのような調査が行われて

いません。


1時間6分56秒ごろ

おしどり マコ氏 : どびこみで大学病院の先生にいろいろ取材

しているんですよ。それで産科の先生方いろんな大学病院や東日本の

東北の方の大学病院の先生にお聞きしたんですけど

確かに皆さん共通しておっしゃていることは出生率が減っていると

2011年度、2012年度は、東日本を離れて出産されているのかなと

いう形だったそうなんですけど、2013年度今年も出産数が減っていて

東京でだいだい1割が出生数が減っているというのが産科のお医者さんの

共通認識だそうです。
なので何人かの産科の先生は、産科学会が

それに関しての見解を発表するんじゃないかというお話もおっしゃて

おられました。」


1時間9分51秒

ヤブロコフ博士 :さて日本の産科婦人科の先生たちということで

 ありますけれども

 2か月ほど前に日本の産科学会、産科婦人科学会があって

 東京だったかと思いますけど

 いずれにしても、その報告というのをわたくし読む機会がありました。

 実際になされていた報告の中で、すでに公表されていることなんですけど

 福島をはじめとした日本の地域において、新生児の死亡が増えているし

 流産も増えているというのがすでにいわれています。」


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