今夜の食事はディオーニ・ソリアーノとルイス・ゴンザレスと魚料理の店へ行きました。
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いつもチームの夕食を作ってくれる方のお店で。
いや美味しかった。なんだろう?ホッケみたいな味だったけど。
ディオーニもゴンゾも美味い美味いって言ってたけど、箸で骨を外すのに夢中で会話がなかったな(笑)





4月19日の球団公式シーズン開幕まで一週間を切りました。


僕は12日のLG2軍戦、6-9でリードした最終回に登板しました。

キャンプからここまで身体の不調からフォームを掴めず試行錯誤して来ましたがこの試合でやっと掴めました。
先週あたりにベースとなる大きなヒントを得る事ができていたのですが、細かい修正をどうしたら良いのか、考えながらブルペンでら投げ込みの日々。
一昨日のゲーム、スタンバイしていたブルペンで確かなモノを感じ、昨日のゲームでの登板で確かめる事がはできました。
力のある2シームと真っ直ぐのキレで勝負する事ができて5球で三者凡退。
開幕まで一週間、というところで求めて来たピッチングに辿りつけました。

開幕まで練習試合があと2試合組まれているので2連投するつもりで色々と最終調整したいと思います。

久しぶりに身体中からエナジーが溢れて来て武者震いしましたよo(`ω´ )o

身体への負担も減らし、僕の身体の強さを引き出せるフォーム。なのでシーズンでの連投や少しでも多くイニングを投げれる事を期待したいです。


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http://www.wonders.kr/
(チームのホームページも2013年仕様に)





今年、34歳になりますが身体は毎年、変化を感じます。腰、足首、背中と今までのコンディショニングだけでは正常にコントロール出来なかったり。その度にトレーニングやケアの仕方を試行錯誤して生き残る道筋を探し求めて来ました。しかし、今年は本当に厄介でした。(今も完璧では無いのですが) 走ったり投げたり。普段の練習で見た目に大きな変化は無いようなんですが動いてる本人の感覚は酷いモノで、引きずって動いてるくらいの感覚。投げてても全く下半身が動かない…。動く部位で調整しても本来のボールには程遠く…「ああ、こうやって野球選手はダメになって行くのかなぁ」なんて。少し覚悟も持ち合わせながら。でも諦めずにやって来ました。今年は昨年と違い、我がワンダーズには素晴らしいトレーナーが二人もいるので治療をしてもらいながら、治療で改善される個所、程度を把握してトレーニングでそこから更に改善する方法を研究して来ました。ピッチングフォームから負担が来ている可能性も考え、見直しながらの作業。根気も体力も要りました。


野村克也さんや落合博満さんなどの本を読みながら心、モチベーションの持って生き方なども今の自分の状況に照らし合わせ、まだまだ…まだまだ…と根気良くやってきました。


Twitterでも呟きましたが、
「@Ryokan_Kobe: 失敗して良い、と思って失敗するのは大失敗だ。勝負の世界に失敗して良い選手などどこにもいない。成功するため、勝つために全力を尽くした結果、失敗する事はある。そこから学ぶ事もある。だが。やる前から、失敗して良いと思いながら得た成功は偶然でしかない。言葉は意識を育てる。気をつけて。」

僕自身、抑えと言う役回りを経験した事は昨年が始めての事で心の持ち方についてはイマイチ確信が持てるモノがありませんでした。ゴロを打たせる事が自分の持ち味の一つだと言う自信を持っていたため、先発の時は「先頭打者に関して"打たせて良い"、ランナーが出たらダブルプレーを狙えば良い」と言う考えがありました。これは厳しいコースを突こうとして球数を増やした上に結果的に無駄な四球を与える事を懸念した考えなのです。先発で長いイニングを投げないと勝ち星が消えてしまう、なんて事は外国人先発投手に頼る海外ではよくある事で当然、早いカウントで打ち取る事がテーマになっていました。それは僕のピッチングスタイル確立に大きな影響を与えてくれた事でもあります。

ゴロを取れるボールを持っている時はこれでも確立的に成功する事が多かったのですがそのボールが弱い時には失敗する事が多く修正に苦労する事が多々あったのです。

抑えとして試合の終盤に上がる場合、先頭打者を簡単に出してしまう事は特にゲームの勝敗を左右する上でリスクが高い。先発なら立ち上がりに小さな失点をしても球数を抑えながら長いイニングを投げる事で7回2失点や8回3失点、と言う数字で仕事として成り立つものでもある。しかし抑えの場合は先発投手の勝ちを消してしまったり、勝利をみすみす手放す事になってしまう。

いつの間にか、「打たれていい」と言う言葉が潜在意識の中に生まれてしまっていたのです。楽観的な考えはある場面では必要だけれども、先頭打者に関しては大きな間違えだったと気付きました。だって抑える事が求められる投手にとって「打たれる」事は失敗な訳です。もちろん、打たれない投手はいないわけで、打たれても失点に繋げなければ良いのが野球です。しかしながら投げる前から「打たれていい」、即ち「失敗していい」と思って投げ失敗しているのですから、これはもう大失敗な訳です。抑えにいって打たれてしまう事と打たれて良いと思いながら打たれる事は全く逆の事なんですね。もう、恥ずかしくて恥ずかしくて。ブログで皆さんに伝える事が出来るなぁと思うほどです。とは言えこのブログはプレーヤーへの参考になればと書いているので恥を偲んで伝えたいと思うのであります。

打たれてはいけない。や、打てれても良い。これ、どちらもポジティブな文言がありませんよね。前者は追い詰めて固くなるだろうし、後者は今回の話の通り。

では、どう考える?


そもそもスポーツとは勝敗を競い合う事が大前提のゲームです。少年野球でもプロ野球でも、草野球でもその大原則は変わりません。失敗していい。そんなプレーヤーは実は誰一人いないのです。と、こう書くと「またまた根性野球論者がケッタイな事を言うとるばい」と言われそうですが、言葉の大切さを伝えるならば「失敗する事は誰にでもある」と言う理解は少なからず、いや必ず存在する、という事も知っておく必要があります。だから失敗しても落ち込む事も、他人が怒る必要も無いのです。
なぜ?失敗したのかを考え、練習し、次またトライする時は「成功する方法」だけを実行するのみ。

つまり行動を起こす前には「成功する」という積極的な感情意識が大切になるんだという事です。人間はアクセルを踏みながらブレーキを踏むような事は出来ません。同時に踏んでも前には進まない。つまり現状維持なのです。現状維持で成長する事はありませんよね。ならばアクセルをガンガン踏もうじゃないですか!

攻めて攻めて攻めて攻めて攻める!

そんな気持ちでプレーに入っていかなくては大義は成し得ない。夢や目標は手に出来ないのでは無いかと。また野球から教わったのであります。

なんだか長ったらしくなりましたが、
攻め!に徹した結果、この日の登板は5球で三者凡退。思い切り良く力のあるボールで攻める事が出来ました。全てのボールで抑えに行く、と甘えを捨てた事で「ああしよう」とか「こうしよう」とか色々と考える必要がなくなりました。確かに先発と違い対戦するのも一回りなら打者も嫌だろうな、と感じました。




開幕ギリギリですが、心、技、体、それぞれが一つずつ成長して2013年シーズンを迎える事が出来そうです。


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今年のシーズンが終わる時に「今年も試練に恵まれて良かった」と感謝出来るように頑張りますので応援宜しくお願いします。




o(・∀・)o 「ざぁぁぁっす。」