●ますらお【猛男/猛夫/丈夫/益荒男】
★じょう‐ふ【丈夫】
《「じょうぶ」とも。中国の周の制度で1丈(約2メートル)を男子の身長としたところから》りっぱな男。ますらお。「堂々たる―」「偉―」
★じょう‐ぶ【丈夫】
[形動][文][ナリ] 1 健康に恵まれているさま。達者。「―で、病気ひとつしたことがない」「からだが―な子」 2 物が、しっかりしていて壊れにくいさま。「―なひも」「値段の割に―な靴」 3 確...
★たけ‐お【猛男/猛夫/丈夫】
強く勇ましい男。たくましく強い男。ますらたけお。ますらお。「近藤勇、土方歳三等の―を取しずめ」〈蘆花・黒潮〉
★ますら‐お【益荒男/丈夫】
1 りっぱな男。勇気のある強い男。ますらたけお。ますらおのこ。⇔手弱女(たおやめ)。「屈せずして待つが―の事なりと言う」〈鴎外訳・即興詩人〉 2 武人。兵士。「大伴(おほとも)の氏と名に負へる―...
★ますらお‐の【益荒男の/丈夫の】
[枕]ますらおが常に手結(たゆい)をつける意から、「たゆひ」にかかる。「―手結(たゆひ)が浦に海人娘子(あまをとめ)」〈万・三六六〉
★ますらお‐ぶり【益荒男振り/丈夫風】
男性的でおおらかな歌風。賀茂真淵(かものまぶち)らの歌人たちが和歌の理想と考え、万葉集の歌の中にこれが見いだされると説いたもの。古今集以後の「たおやめぶり」に対していう。
★
★ますらお、マスラオ (曖昧さ回避) http://p.tl/XG3J
・益荒雄 - 元大相撲力士。
・ますらお ―秘本義経記― http://p.tl/i8XV - 北崎拓の漫画。
・ますらお http://p.tl/2SVa (斎藤けいのの漫画) - 斎藤けいのの漫画。
・マスラオ - 漫画『LAMPO-THE HYPERSONIC BOY-』の登場ロボット。名前の由来は益荒雄から。
・GNX-U02X マスラオ - テレビアニメ『機動戦士ガンダム00』の登場モビルスーツ。漢字表記は「磨修羅生」。
・マスラオ - テレビアニメ『機巧奇傳ヒヲウ戦記』『天保異聞 妖奇士』の登場人物。
★
★『日本人と日本文化』 http://p.tl/XiPH *:「ますらおぶり」と「たおやめぶり」
★
★『にひまなび』 http://p.tl/nlLl
賀茂真淵が国学・歌論について記した書。全1巻。新学とも表記される。
1765年(明和2年)に成立したが、刊行は没後の1800年(寛政12年)のことである。和歌を「国ぶり」のあらわれとし、和歌の研究と古代の研究を表裏一体として捉える立場から、『万葉集』の「ますらおぶり」と『古今和歌集』の「たおやめぶり」を比較し、更に『古事記』や『日本書紀』、『続日本紀』宣命や『延喜式』祝詞、令律を読む必要性を説き、更に柿本人麻呂・山部赤人・源実朝の和歌についても論じるなど、真淵の国学や歌論・古道に対する基本的な考え方が示されている。刊行後、香川景樹が『新学異見』を出して批判するなど、同書を巡って賛否が繰り広げられた。
★
★大和魂(やまとだましい)http://p.tl/4CDe
大まかには、外国と比して日本流であると考えられる能力・知恵・精神などを指す用語・概念。時代によって意味は異なる。
平安時代中期ごろから「才」「漢才」と対比的に使われはじめ、諸内容を包含するきわめてひろい概念であった。江戸時代中期以降の国学の流れのなかで、「漢意(からごころ)」と対比されることが多くなり、「日本古来から伝統的に伝わる固有の精神」という観念が付与されていった。明治時代以降、ナショナリズムや民族主義の興隆とともに過剰な意味が付与されるようになり、第二次世界大戦期には軍国主義的な色彩を強く帯び、現状を打破し突撃精神を鼓舞する意味で使われることが主となった。日本の敗戦後は、日本の文化・思想界の主流から追いやられている。
★
★日本人論(にほんじんろん)http://p.tl/VsOx
日本人について論じる論、著作、報告のこと。
日本人論の起源としては古くは安土桃山時代や江戸時代の宣教師の母国への報告書や、海難・漂流体験からロシアやカナダなどを見る経験を得た日本人漁師や船頭の経験譚が挙げられる。幕末から明治にかけては日本からの海外視察団による報告や、来日外国人による文化人類学的な観察記録やエッセイなどに日本人論を見ることができる。
★
★漢意(からごころ、唐心の意)http://p.tl/HFKj
本居宣長が提唱した思想概念・批評用語の一つ。
日本古来のはかりごとを加えず善悪ともにありのままのさまを尊ぶ素直な態度に対して、中国文明に特徴的であると宣長の考えた、物事を虚飾によって飾りたて、様々な理屈によって事々しく事象を正当化したり、あるいは不都合なことを糊塗したりする、はからいの多い態度を指す。
★じょう‐ふ【丈夫】
《「じょうぶ」とも。中国の周の制度で1丈(約2メートル)を男子の身長としたところから》りっぱな男。ますらお。「堂々たる―」「偉―」
★じょう‐ぶ【丈夫】
[形動][文][ナリ] 1 健康に恵まれているさま。達者。「―で、病気ひとつしたことがない」「からだが―な子」 2 物が、しっかりしていて壊れにくいさま。「―なひも」「値段の割に―な靴」 3 確...
★たけ‐お【猛男/猛夫/丈夫】
強く勇ましい男。たくましく強い男。ますらたけお。ますらお。「近藤勇、土方歳三等の―を取しずめ」〈蘆花・黒潮〉
★ますら‐お【益荒男/丈夫】
1 りっぱな男。勇気のある強い男。ますらたけお。ますらおのこ。⇔手弱女(たおやめ)。「屈せずして待つが―の事なりと言う」〈鴎外訳・即興詩人〉 2 武人。兵士。「大伴(おほとも)の氏と名に負へる―...
★ますらお‐の【益荒男の/丈夫の】
[枕]ますらおが常に手結(たゆい)をつける意から、「たゆひ」にかかる。「―手結(たゆひ)が浦に海人娘子(あまをとめ)」〈万・三六六〉
★ますらお‐ぶり【益荒男振り/丈夫風】
男性的でおおらかな歌風。賀茂真淵(かものまぶち)らの歌人たちが和歌の理想と考え、万葉集の歌の中にこれが見いだされると説いたもの。古今集以後の「たおやめぶり」に対していう。
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★ますらお、マスラオ (曖昧さ回避) http://p.tl/XG3J
・益荒雄 - 元大相撲力士。
・ますらお ―秘本義経記― http://p.tl/i8XV - 北崎拓の漫画。
・ますらお http://p.tl/2SVa (斎藤けいのの漫画) - 斎藤けいのの漫画。
・マスラオ - 漫画『LAMPO-THE HYPERSONIC BOY-』の登場ロボット。名前の由来は益荒雄から。
・GNX-U02X マスラオ - テレビアニメ『機動戦士ガンダム00』の登場モビルスーツ。漢字表記は「磨修羅生」。
・マスラオ - テレビアニメ『機巧奇傳ヒヲウ戦記』『天保異聞 妖奇士』の登場人物。
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★『日本人と日本文化』 http://p.tl/XiPH *:「ますらおぶり」と「たおやめぶり」
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★『にひまなび』 http://p.tl/nlLl
賀茂真淵が国学・歌論について記した書。全1巻。新学とも表記される。
1765年(明和2年)に成立したが、刊行は没後の1800年(寛政12年)のことである。和歌を「国ぶり」のあらわれとし、和歌の研究と古代の研究を表裏一体として捉える立場から、『万葉集』の「ますらおぶり」と『古今和歌集』の「たおやめぶり」を比較し、更に『古事記』や『日本書紀』、『続日本紀』宣命や『延喜式』祝詞、令律を読む必要性を説き、更に柿本人麻呂・山部赤人・源実朝の和歌についても論じるなど、真淵の国学や歌論・古道に対する基本的な考え方が示されている。刊行後、香川景樹が『新学異見』を出して批判するなど、同書を巡って賛否が繰り広げられた。
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★大和魂(やまとだましい)http://p.tl/4CDe
大まかには、外国と比して日本流であると考えられる能力・知恵・精神などを指す用語・概念。時代によって意味は異なる。
平安時代中期ごろから「才」「漢才」と対比的に使われはじめ、諸内容を包含するきわめてひろい概念であった。江戸時代中期以降の国学の流れのなかで、「漢意(からごころ)」と対比されることが多くなり、「日本古来から伝統的に伝わる固有の精神」という観念が付与されていった。明治時代以降、ナショナリズムや民族主義の興隆とともに過剰な意味が付与されるようになり、第二次世界大戦期には軍国主義的な色彩を強く帯び、現状を打破し突撃精神を鼓舞する意味で使われることが主となった。日本の敗戦後は、日本の文化・思想界の主流から追いやられている。
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★日本人論(にほんじんろん)http://p.tl/VsOx
日本人について論じる論、著作、報告のこと。
日本人論の起源としては古くは安土桃山時代や江戸時代の宣教師の母国への報告書や、海難・漂流体験からロシアやカナダなどを見る経験を得た日本人漁師や船頭の経験譚が挙げられる。幕末から明治にかけては日本からの海外視察団による報告や、来日外国人による文化人類学的な観察記録やエッセイなどに日本人論を見ることができる。
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★漢意(からごころ、唐心の意)http://p.tl/HFKj
本居宣長が提唱した思想概念・批評用語の一つ。
日本古来のはかりごとを加えず善悪ともにありのままのさまを尊ぶ素直な態度に対して、中国文明に特徴的であると宣長の考えた、物事を虚飾によって飾りたて、様々な理屈によって事々しく事象を正当化したり、あるいは不都合なことを糊塗したりする、はからいの多い態度を指す。