クラシック音楽は脳に良い影響を与えるのか? 最近、クラシック音楽を聴きながら、ブログを書くことが 習慣になりました。今も、The Best of Mozartを聴きながら、 ブログを書いています。 VIDEO
The Best of Mozart
Wolfgang Amadeus Mozart - The Best of Mozart K.P.M. Philarmonic Orchestra Tracklist: 1. Eine Kleine Nachtmusik Movt 1 2. Eine Kleine Nachtmusik Movt 2 ( 7:45 ) 3. Eine Kleine Nachtmusik Movt 3 ( 12:50 ) 4. Eine Kleine Nachtmusik Movt 4 ( 14:50 ) 5. Symphony No 35 "Haffner Symphony" Movt 1 ( 20:08 ) 6. Symphony No 35 "Haffner Symphony" Movt 4 ( 25:54 ) 7. Symphony No 40 Movement 1 "Molto Allegro" ( 29:53 ) 8. Magic Flute "Overture" ( 37:29 ) 9. Marriage of Figaro "Overture" ( 44:41 ) 10. String Quartet No 23 K 590 Movt 1 ( 49:12 ) 11. String Quartet No 23 K 590 Movt 4 ( 58:13 ) 12. String Quartet No 20 K 499 "Minuet" ( 1:03:17 ) 13. Violin Sonata K378 "Rondeau" ( 1:06:38 ) 14. Piano Concerto No 21 "Andante" ( 1:10:46 ) 15. Piano Concerto No 23 Movt 1 ( 1:16:25 ) 16. Turkish March Piano Sonata No 11 ( 1:27:15 ) 17. Clarinet Concerto Movt 2 ( 1:29:35 ) 18. Violin Concerto No 3 K 216 Movt 1 ( 1:36:36 ) 19. Flute Concerto No 2 K 314 Movt 2 ( 1:46:08 ) 20. Horn Concerto No 3 K 447 Movt 2 ( 1:51:36 )The Best of Mozart(オリジナルページ) はじめからクラシック音楽に興味があったわけ ではありません。 たまたまYouTubeで何か面白そうな動画はないか、 と探していた時に、クラシック音楽のページが 見つかりました。 手始めに、モーツァルトから聴いてみました。 そうしたら、ハマりました。快い演奏が頭の中を スッキリさせてくれました。 続いて、ベートーヴェン、さらにショパン、チャイコフスキー、 ドヴォルザーク、パガニーニなどを聴きました。 パッヘルベルの「カノン」もいいですね。 いえいえ、クラシック音楽の批評を書くことが 目的ではありません。 今回のテーマは、クラシック音楽は脳に良い影響を与えるのか? です。 特に、モーツァルトの楽曲は脳に好影響を与える、 と言われています。 その辺りも調べてみることにしました。 聴いていて快い気分にしてくれる点だけを考えても、 効果がありそうだと思っています。 Wikipediaによれば、「モーツァルト効果」 という考え方があるそうです。 「モーツァルト効果(モーツァルトこうか)とは、 モーツァルトに代表されるクラシック音楽を聴くと 頭が良くなる、と主張される効果」だそうです。 問題は、科学的に証明されているかですが、 今ひとつはっきりしません。 「モーツァルト効果」の歴史を遡ってみますと、 次のような記述があります。モーツァルト効果 モーツァルトの音楽が心身に影響を及ぼすことは、 1991年に出版されたフランスの耳鼻科医アルフレッド・ トマティスの著書にすでに記述されていたが、 一般に知られるようになったきっかけは、 1993年にカリフォルニア大学アーバイン校の 心理学者フランシス・ラウシャーらが学術誌「ネイチャー」 に発表したレターである。 この論文においてラウシャーらは、 モーツァルトの「2台のピアノのためのソナタ ニ長調」 K.448を学生に聞かせたところ、他の音楽を聞かせたり、 または何も音楽を聞かせなかった学生よりも、 スタンフォード・ビネー式知能検査の空間認識テストに おいて高い成績を示すこと、ただしこの効果は音楽を 聴いて10分から15分程度だけ見られる限定的なもので あることを報告した。この効果は「モーツァルト効果」 と名づけられ、新聞等で広く報道された。
ただし、当然のことながら「モーツァルト効果」を 肯定する学者も否定する学者もいて、2006年現在も 結論は出ていないということです。 真面目な研究対象 になっているのです。論文が英科学雑誌「ネイチャー」 に掲載されていることからも分かります。 1999年、ハーバード大学のクリストファー・チャビス によって、モーツァルト効果はモーツァルトの楽曲 以外でも生じることが、またアパラチア州立大学の ケネス・スティールらによって1993年のラウシャーら の結果は再現できないことがネイチャー誌上で報告 された。研究者間の論争は2006年現在でも学術 誌上で続けられている。
ドイツ教育省は「『モーツァルト効果』は存在しない」と 結論づけました。 ただし、「本報告は『音楽を聞く』だけでは知能が発達 しないことを示したもので、「音楽を習う」ことで知能 が発達する可能性については否定していない」という 条件付きですが。 つまり、いまだにはっきりしたことは分かっていない ということです。 私の見解は、科学的に解明できなくても、 当然のことながら、見たり聴いたりして、 「快」か「不快」かで、精神面に影響する ことは間違いないこと、個人差があること、 快いメロディーに刺激を受けて、創造性が 育まれる可能性は否定出来ない、と考えて います。 VIDEO
The Best of Beethoven
Tracklist:
01. Symphony No 3 - Allegro con brio
02. Symphony No 5 - Allegro con brio ( 13:46 )
03. Symphony No 6 - Allegro ( 21:02 )
04. Symphony No 6 - Allegretto ( 26:04 )
05. Symphony No 7 - Allegretto ( 35:34 )
06. Symphony No 7 - Presto ( 38:56 )
07. Symphony No 9 "Ode to Joy" ( 42:24 )
08. Moonlight Sonata (Sonata al chiaro di luna) ( 1:07:38 )
09. Fur Elise (Per Elisa) ( 1:11:47 )
10. Rondo a Capriccio in G Major ( 1:14:24 )
11. Minuet in G ( 1:21:53 )
12. Duo for Clarinet and Bassoon ( 1:24:24 )
13. Piano Concerto No 5 Emperor movt. 2 ( 1:28:17 )
14. Piano Sonata Op. 13 Movement 2 Adagio ( 1:35:06 )
15. Concerto for Violin and Orchestra in D major ( 1:40:16 )
The Best of Beethoven(オリジナルページ) 少なくとも、クラシック音楽によるリラクゼーション 効果は否定出来ない、と考えられます。 五感に訴える快さは年齢を問わず、良い影響を 与えることは間違いないでしょう。 サイトを見ていましたら、こんなニュースが掲載 されていました。 音楽を聴くことは、人を楽しい気分にするだけに 留まらず、心や体の健康上の問題にも良い影響を 与えます。 その代表的な5つの例をご紹介します。 ■音楽は痛みを和らげる ■音楽は集中力を高める助けになる ■音楽は、運動の効果を高める ■音楽は人を元気づける ■音楽は人を穏やかにする
科学が証明:音楽は私達に良い影響を与える マイナビウーマン 2014年12月4日 13時09分 (2014年12月6日 14時36分 更新) この5つの中から、■音楽は人を元気づける について、 詳しく見てみましょう。 Nature Neuroscienceに発表された研究によれば、 特定のクラシック音楽が人の心を落ち着かせました。 そして、楽しいと感じさせる脳の中の化学物質 ドーパミンの放出を促進させました。
(同ページから) VIDEO
The Best of Dvorak
Tracklist:
Sinfonia No 9 Em Mi Menor, "Do Novo Mundo", OP. 95
1. Adagio. Allegro Molto
2. Largo
3. Scherzo. Molto Vivace - Poco Sostenuto
4. Allegro Con Fuoco
5. Abertura Carnaval, OP. 92
6. Scherzo Capriccioso Em Re Bemol Maior, OP. 66
Royal Philharmonic Orchestra
The Best of Dvorak(オリジナルページ) この記事のオリジナルはTIMEなので、オリジナルに 当たってみました。「特定のクラシック音楽」という 記述が気になったからです。 原文がこうなっています。TIMEのサイトから引用します。 It cheers you up As we creep into the colder months, those winter blues have a way of raining on our happiness parade. Luckily, music is a proven spirit saver. According to a 2011 study published in the journal Nature Neuroscience, certain classical tunes caused folks to get the chills, which in turn led to the release of dopamine, a chemical in the brain that can help you feel jollier. To reap this mood-boosting benefit, download “Clair de Lune,” by Claude Debussy, "New World Symphony—Movement 4,” by Antonin Dvorak, and “First Breath After Coma”by Alexander Keats—they have all been scientifically proven to keep you in good cheer.
(5 Science-Backed Reasons Why Music is Good for You November 11, 2014 | By Priscilla Ward から) ドビッシーとドヴォルザークが挙げられていますね。 海外のサイトで関連する記事を探していたところ、 面白いページは見つかりました。 「音楽と脳(Music and the Brain)」というページです。 このページを読むと、アインシュタインについての記述 がありました。 私がアインシュタインについて知らなかった事実です。 原文を掲載します。 Albert Einstein is recognized as one of the smartest men who has ever lived. A little known fact about Einstein is that when he was young he did extremely poor in school. His grade school teachers told his parents to take him out of school because he was "too stupid to learn" and it would be a waste of resources for the school to invest time and energy in his education. The school suggested that his parents get Albert an easy, manual labor job as soon as they could. His mother did not think that Albert was "stupid". Instead of following the school's advice, Albert's parents bought him a violin. Albert became good at the violin. Music was the key that helped Albert Einstein become one of the smartest men who has ever lived. Einstein himself says that the reason he was so smart is because he played the violin. He loved the music of Mozart and Bach the most. A friend of Einstein, G.J. Withrow, said that the way Einstein figured out his problems and equations was by improvising on the violin.
(Music and the Brain Laurence O'Donnell から) 要約しますと、アインシュタインは幼少期、 教師たちから「頭が悪いから学校をやめて 手仕事をしたほうがよい」と言われました。 しかし、アインシュタインの母親は、息子が 「バカ」だと考えておらず、学校のアドバイス には従わず、代わりに両親はバイオリンを 買い与えました。すると、バイオリンをうまく 弾けるようになったのです。 音楽がアインシュタインを優れた人物にする カギだったのです。 アインシュタインはモーツァルトとバッハが 大好きでした。 音楽(クラシック音楽)が新しい発想を生み出す、 働きをしたと考えられますね。 ただし、アインシュタインと同じことをすれば 誰でも同様になれるわけではありません(笑)。 もう一つ関連した記事をご紹介しましょう。 BBC(英国放送協会)のウェブページです。 origami(折り紙)の話が出てきます。 折り紙が英語化していることに驚きましたし、 このような文脈の中で使われるとは、 思いませんでした。 So listening to Mozart won’t do you or your children any harm and could be the start of a life-long love of classical music. But unless you and your family have some urgent imaginary origami to do, the chances are that sticking on a sonata is not going to make you better at anything.
(Medical Myths | 8 January 2013 Does listening to Mozart really boost your brainpower? Claudia Hammond から) 今後の研究に期待しましょう! さて、本題であるクラシック音楽は脳に良い影響を与えるのか? という観点から「勝手ランキング」してみました。 第1位 モーツァルト 第2位 ドヴォルザーク 第3位 バッハ 第4位 ベートーヴェン 第5位 ドビッシー このランキングには明確な根拠はありません。 ですから「勝手ランキング」です。 あなたならどんなランキングにしますか? 今回のテーマは、かなり楽しめました! 記事を読んで、面白かったら
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