講師をしていて、どんな時が一番嬉しいかと申しますと、
生徒さんたちの演奏技術の上達はもちろんですが、
その上達に心の成長が伴った時…です。
心の成長=精神性が高まった状態、とも言えるでしょうか。
指導させていただく側が、生徒さんにいくら言い聞かせても、
また、いろんな表現方法や伝達方法で理解を促しても、
肝心のご本人が、
「本当にわかった!!」
と思える瞬間が来なければ、意味がありません。
「先生が言ってたのは、こういうことだったのか~。」
「どうして練習しなきゃいけないのか、わかった。」
そんな風に、自ら ”気づき” を得られたら、
その子の心もより豊かになり、そして視野も広がることでしょう。
それは、そこからもっと「嬉しい!楽しい!」が増えていくと思います。
自分の世界が広がっていくのは、誰でも嬉しいですよね。
少しずつのその成長をしっかりと見逃さず、見守ること…。
それが私たち教える側の使命であり、責任であると感じます。
先日、とっても嬉しいメールが届きました。
(ごきょうだいで通われている、お母様からのメールです)
「二人とも、練習が進んでいます。 ○○は、一時間やりました。
○○は、
『練習すると楽しくなるね。
それに、練習すればお母さんに怒られないし。
だからオレ泣くこともないし。』
と言っていました。」 …と。
なんと嬉しいことでしょう。
指導者として”教えること”が大好きな私ですが、
こちら側からの一歩的なアプローチを、
ただ押しつけるだけでは単なる自己満足で終わってしまいます。
私が大好きなのは、その効果と成果が得られた時です。
対象である生徒さんが心の底から理解してくれること…!
そこから自分の力でさらに飛躍していく姿。
それを見守る喜びがあるからこそ、
どんな苦労があろうとも、音楽講師はやめられません。
その生徒さんにとって”気づき”は心の財産になりますが、
同時に私にとっても、何も勝る大切な宝ものになるのです。
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講師 荒木 安子(あらき やすこ)
ピアノ・声楽を教えさせていただいています。
お問い合わせは、HPのお問い合わせフォームからどうぞ