WBCを脳科学で分析!(明日の文化放送ソコトコ)
明日の文化放送ソコトコでしゃべる内容をちょっとだけ予告!
大いに盛り上がっている野球のWBCを、神経生理学の研究で分析します。
台湾戦は、本当に感動したね!
なんといっても、プロの選手が、トコトンまで真剣そのもの。
一流の人間が、さらに真剣になった瞬間、奇跡は起こるもの。
私も、原点に戻って、他人からアホだと思われるくらい真剣になろうと心に誓った。
明日の文化放送も、このスタンス。
慣れてくると、ラジオは上手にカッコよくしゃべろうなんて、すけべ心が芽生えてくるもの。
これは、ダメだと、WBCに教えられた。
明日、話そうと思っているのは、WBCの試合の流れが、どうやって生み出されるか、脳機能の神経生理学で分析したい。
解説の桑田真澄さんが強調されていたが、確かに、試合には流れがある。
ブラジル戦は、打線はからっきしダメ。
ところが、台湾戦に競り勝つと、次のオランダ戦は打ちまくり。
さらに、次のオランダ戦も、1イニングに8点とったと思ったら、その後は、流れが向こうに行っちゃって、ジリジリ追いつかれた。
どうして、こんな流れができるのか。
人間の脳は、単独で機能しているのではなく、様々な方法で仲間同士の脳がシンクロしあっていることが、研究で解明されてきた。
脳をシンクロさせる手段として、現在、解明されているのは、汗の匂い、口の形、眉の角度、声の質、眼球運動・・・。
かなり、すごいシステムが脳に備わっている。
これは、人類が生き残るのに有利だった。
調子のいいときは、汗の匂い、口の形、眉の角度、声の質、眼球運動で、全員がイケイケになって、大型の獲物を仕留める。
調子が悪いときは、汗の匂い、口の形、眉の角度、声の質、眼球運動で、全員がショボンとして、おとなしくしている。
こうした脳をシンクロさせる性質が現代人にも受け継がれ、それが野球の試合の流れを作っていると考えられる。
凡打したら、その感情が、他の選手にも伝染する。
ホームランを打ったら、イケイケの感情が伝染する。
台湾戦の後のオランダ戦は、まさにこの状態。
明日は、最新の研究成果なども交えて、こうした効果を解説。
合わせて、日本が3連覇するためのとっておきの秘訣も公開!