WBCを脳科学で分析!(明日の文化放送ソコトコ) | 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし
2013-03-14 11:08:07

WBCを脳科学で分析!(明日の文化放送ソコトコ)

テーマ:【吉田たかよし】のTV・ラジオ出演日記
WBCを脳科学で分析!(明日の文化放送ソコトコ)

明日の文化放送ソコトコでしゃべる内容をちょっとだけ予告!

大いに盛り上がっている野球のWBCを、神経生理学の研究で分析します。


台湾戦は、本当に感動したね!

なんといっても、プロの選手が、トコトンまで真剣そのもの。

一流の人間が、さらに真剣になった瞬間、奇跡は起こるもの。

私も、原点に戻って、他人からアホだと思われるくらい真剣になろうと心に誓った。

明日の文化放送も、このスタンス。

慣れてくると、ラジオは上手にカッコよくしゃべろうなんて、すけべ心が芽生えてくるもの。

これは、ダメだと、WBCに教えられた。


明日、話そうと思っているのは、WBCの試合の流れが、どうやって生み出されるか、脳機能の神経生理学で分析したい。

解説の桑田真澄さんが強調されていたが、確かに、試合には流れがある。

ブラジル戦は、打線はからっきしダメ。

ところが、台湾戦に競り勝つと、次のオランダ戦は打ちまくり。

さらに、次のオランダ戦も、1イニングに8点とったと思ったら、その後は、流れが向こうに行っちゃって、ジリジリ追いつかれた。


どうして、こんな流れができるのか。

人間の脳は、単独で機能しているのではなく、様々な方法で仲間同士の脳がシンクロしあっていることが、研究で解明されてきた。

脳をシンクロさせる手段として、
現在、解明されているのは、汗の匂い、口の形、眉の角度、声の質、眼球運動・・・。

かなり、すごいシステムが脳に備わっている。


これは、人類が生き残るのに有利だった。

調子のいいときは、
汗の匂い、口の形、眉の角度、声の質、眼球運動で、全員がイケイケになって、大型の獲物を仕留める。

調子が悪いときは、汗の匂い、口の形、眉の角度、声の質、眼球運動で、全員がショボンとして、おとなしくしている。


こうした脳をシンクロさせる性質が現代人にも受け継がれ、それが野球の試合の流れを作っていると考えられる。


凡打したら、その感情が、他の選手にも伝染する。

ホームランを打ったら、イケイケの感情が伝染する。

台湾戦の後のオランダ戦は、まさにこの状態。

明日は、最新の研究成果なども交えて、こうした効果を解説。

合わせて、日本が3連覇するためのとっておきの秘訣も公開!