いよいよもってカオスなことになりましたなw

あえて交渉参加に乗り出すというのも、
政治家としては胆力のいる決断ですよね。
ある意味、安倍さんは「国民の良識」を
試しているのかもしれませんけども、
思い切った賭けに出た感じはしますよ。


自分が↓のようにシリーズで書いた、
参加することにデメリットしかないTPP問題ですが、
元々のP4アグリーメント(TPP条文)を読んでない方は
日本国内の報道にあわてふためいていたり、
絶望感を感じている方は多いのではないでしょうか?ww

【TPP条文を読む その16】
http://ameblo.jp/free-and-obligation/entry-10970832445.html

しかし、このシリーズを書き終えてから
2年近くが経つんですけど、未だにネタとして
引用できるってのは面白いもんですよ。
そんな独り言はさておいて、今回の記事にいきましょうw
↓からどうぞ。
http://mainichi.jp/select/news/20130316k0000m010016000c.html

以下、転載です。
_______________________________________________________

TPP:安倍首相、交渉参加を正式表明 官邸で記者会見
毎日新聞 2013年03月15日 18時12分


安倍晋三首相は15日、首相官邸で記者会見し、
環太平洋パートナーシップ協定(TPP)について
「TPP交渉に参加する決断をした。
その旨、交渉参加国に通知する」と述べ、
交渉への参加を正式表明した。
首相は同日、甘利明経済再生担当相を
TPP担当相に任命。交渉参加に向けた体制づくりを加速する。
_______________________________________________________


この記事だけで「もうダメだ、ヽ(`Д´)ノウワァァァン!!」と
思った方は沢山いらっしゃるのでは
ないでしょうか?wwwww


最近目が覚めた人やら、日本国内のメディア報道を
額面通りに受け取ってる素直な人ほど、
こういう傾向が強いんです。

こういうのを、2chで言うところの「アキラメロン(諦めろ)を
食わされる」ということになるんですが、自分としては
「何で二次ソースの報道を読んで、
一次ソースの政府資料などを
読まないで騒ぐんだろうなぁ?」と毎回思うわけでww


ちなみに↓から、今日のTPPに関する
安倍さんの会見は確認することができます。
http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/statement/2013/0315kaiken.html

これだけ見ると、安倍さんは交渉参加に乗り気なようですが、
ここからが自分の盛大なネタバレが始まっていきますwww
色々あるんでどこから書こうか迷うわけですが、
一つ一つ解説しましょう。
まずは↓の動画をどうぞ。


これはTPP条文の原文を数日かけて読んだ自分としては、
「この動画のアップ主は鋭いわー」と思ったんです。
自民党が掲げた条件を伝えて、一定の工業製品の
関税撤廃に関する例外をアメリカに認めさせているんです。

つまりこれがどういうことかというと、「農業から
産業、保健医療、果ては公共事業に至るまで
全て開放しないといけないTPP」の
前提が崩れることになりますw


もう既にTPPのルール作りに関する交渉は
終了していますので、これは
参加国間にとって、ものすごい迷惑なことでして。
要するに、もう決まったものに日本が
口出ししているわけですwww

ちなみにTPP参加国である、ニュージーランドでは
TPPに詳しいオークランド大学のジェーン・ケルシー教授は、
「日本がTPPに参加することは危険だ」という警鐘を鳴らす
書簡を安倍さんに送っているんです。
↓からどうぞ。

http://www.scoop.co.nz/stories/PO1303/S00188/terms-of-japans-entry-to-tppa-talks-bad-news-for-nz.htm

それから今回の問題というのは
日本とニュージーランドのみならず、
アメリカをも揺るがしている状況です。
↓の記事を読んだ方ならピンとくると思いますが。


【アメリカ議会はTPP参加を認めていない】
http://ameblo.jp/free-and-obligation/entry-11076507075.html

アメリカ自体も日本と同様、今は政府が
勝手に動いている状況でして、議会の承認がないと
アメリカもTPPに参加できないんです。
先月の安倍さんの訪米を受けて、民主党の下院議員である
サンダー・レビン議員が↓のように「日本がTPPに参加することは
アメリカのためにならない」というコラムを書いています。

http://democrats.waysandmeans.house.gov/press-release/levin-statement-joint-us-japan-tpp-statement

これを受けて、昨日(3月14日)の段階で、
レビン議員を中心とした49人の民主党議員が
↓のように日本のTPP参加を懸念する
書簡を黒ノム(オバマ)さんに送っているんです。

http://levin.house.gov/press-release/bicameral-group-members-raises-alarm-japan%E2%80%99s-possible-interest-joining-tpp
http://news.livedoor.com/article/detail/7501344/

こういう状況を踏まえると、安倍さんはこの辺りも計算に
入れて動いてる可能性も無きにしもあらずで。
で、ここで我々国民ができることというのは、
自民党内の240人に上るTPP反対の議員に
反対の意思を届けて、実際にTPPに参加することになったら
衆院もしくは参院で止めるように動いてもらうことです。

日本は議会制の民主主義の国家ですから、
議会の決議の際に止めることができるわけです。
日本に向けてミサイルを発射するどこかの国とは違いますw

ちなみに仮にTPPに入ったとしても、そこから抜ける方法も
あるにはあるんですが、現時点では
日本の議会で止める方法がベターかなと。
まだまだ騒ぐ段階ではないわけですw


そんなわけでいつもよりも濃いめに書いてしまいましたが、
日本全体の問題として、安倍さんがこういう動きに出るのは
面白いなと自分は思っていますよ。
これで目が覚める国民が増えるし、
この流れだと9月に交渉するということになりそうですから、
そこまでは大分荒れるはずですけど、
「日本を取り戻す」という意味では悪くない決断だなと。


TPPについては↓にて
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%92%B0%E5%A4%AA%E5%B9%B3%E6%B4%8B%E6%88%A6%E7%95%A5%E7%9A%84%E7%B5%8C%E6%B8%88%E9%80%A3%E6%90%BA%E5%8D%94%E5%AE%9A

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