週末は2日連続シネコン通い。
日曜日はジャッキー・チェン最新作の「ライジング・ドラゴン」見に行ってきた。
香港映画界に於いて、第一線で活躍し続けているジャッキー・チェンが、
もうじき還暦を迎えるにあたり、香港に戻り、これを最後の作品にしたい一心で撮った作品。
今回ジャッキーが演じるのは、世界を股に掛けるトレジャーハンターで、
19世紀に起きたイギリスやフランスの侵攻により、
中国から持ち出されてしまった清王朝時代の秘宝を取り戻そうと戦うというもの。
冒頭からローラーブレードと特殊プロテクターを装備し、華麗なローラーブレードチェイスという、
生と死の紙一重的アクションを見せたと思いきや、
豪邸に忍び込んだり、南太平洋の孤島では潜伏している海賊相手に大立ち回りを演じたり、
ラストではスカイダイビングで何と・・・!
これぞ“正調”のジャッキー・アクションって思ったわ。
緻密に計算され、下手すれば死につながりかねない、生と死の背中合わせのアクションは、
観客をワクワクさせてくれる。
ラストのNGシーン集もお約束。
エンドロールではジャッキーからのメッセージが流れ、
この映画がジャッキー・アクションの集大成ってことがわかるわ。
この映画が1つの時代の終焉を迎え、
来月には香港映画の「アートな面」を作り上げたウォン・カーウァイが、
新境地のアクション映画に挑んだ「グランド・マスター」が公開され、
新たな波が誕生することになるでしょうな。