「それは私のおいなりさんだ」コラ触るな(怒) | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio
2013-04-13 15:00:00

「それは私のおいなりさんだ」コラ触るな(怒)

テーマ:映画な話

土曜日、梅田のシネコンまで「HK 変態仮面」見に行って来たぜ。

前売りチケットが販売されておらず、当日券のみはかなり痛かった。


90年代、週刊少年ジャンプに連載され、わずか1年間の連載であるにもかかわらず、

読者アンケートで最高順位4位、表紙を飾る事2回と、

多くの読者にトラウマを植え付けたあんど慶周原作の漫画「究極!!変態仮面」が、

まさかの実写映画化。


ドSのSM嬢の母親と、ドMの熱血漢刑事の父親の間に生まれた色丞狂介。

拳法部に所属するものの、普段は草食系の青年。

ある日、姫野愛子が狂介のクラスに転校し、狂介が一目ぼれしてしまうことに。

その日の夕方、部活動を終えた狂介は通りがかった消費者ローン会社のビルに犯人が籠城、

しかも、姫野愛子が通りがかりのまま人質に。


狂介は助けに向かおうと消費者ローン会社のビルの裏口から入り、

犯人グループの一員になりすまして救助に向かうが、

運悪く頭にかぶったのは、覆面ではなく、何と女物のパンティが。

この瞬間、狂介の体に眠る変態パワーが覚醒し、女物のパンティを頭にかぶり、

ブーメランパンツ一丁に網タイツを履いた変態仮面が誕生することに。


異様なビジュアルとありえねぇ設定で多くの読者をトラウマにさせた「変態仮面」を、

本気でヒーロー映画として実写映画化させたのは、小栗旬の暗躍と、福田雄一監督の手腕。

言わずと知れたイケメンの小栗旬は、自ら大好きな漫画としてカミングアウトしたことで、

「変態仮面」人気を再燃させており、この映画でも脚本協力として原作の持つ独特の世界感を再現。

「勇者ヨシヒコ」シリーズや、「コドモ警察」で”一番多忙な監督”の称号を得た福田雄一監督は、

先の2作で実践した”福田クオリティ”を如何なく発揮し、見事な化学反応を起こしてくれたわ。


一番すごかったのは、狂介役の鈴木亮平。

小栗旬がメガホンを取った映画「シュアリー・サムデイ」に出た関係からか、

小栗旬が狂介役を彼に指名し、1年間かけて体重を15kg増量し、

そこから脂肪をそぎ落とす筋トレを敢行したことで、まるで漫画から飛び出したかのような筋肉美を実現。

あの筋肉美に、パンティ、ブーメランパンツ、網タイツで装飾しちゃったら、

「くだらない」の域を完全に超越している。


ガチで申せば、「北京原人」や「シベリア超特急」と並ぶ伝説の映画として語り継がれる事は確実。

見る価値ありありかも。


あと、謎の非常勤教師に扮した安田顕にも噴いたね。

見たらファンが減る可能性大なので、覚悟してみるように。



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