「体脂肪計タニタの社員食堂」を観てきました。

ストーリーは、

剛腕で有名な社長・谷田卯之助（草刈正雄）率いる健康機器メーカーの株式会社タニタは、世界初の体脂肪計を開発したものの、2代目副社長・幸之助（浜野謙太）ら太りぎみな社員が多かった。そんな折、新商品発表会のプランを考えることになった幸之助は、社員がダイエットを敢行し、逐一発表するというプランを思い付く。肥満を克服した栄養士の菜々子（優香）を迎え、いざダイエット作戦が始まるが……。

というお話です。

話題になった、タニタの社員食堂のレシビ本から生まれた映画です。タニタの社員が、もし太っていたらという着想から、社員全員でダイエットとか、それを宣伝に使おうとか、そんな展開から、ダイエットの苦しさとか、ストレスによる肥満とか、色々な事を描いていて、とても楽しめました。

面白いのは面白いんだけど、でも、これ、映画にするほどの内容だったのかな。大きなスクリーンで観るほどの価値は、あまり無いような気が・・・。ＴＶドラマならわかるんだけど、わざわざ映画で作るって、なんだったんだろう。軽く楽しめるような内容だから、連続ドラマで、毎回、レシピ内容なんかを紹介しながら話を進めた方が、喜ばれたと思うんだけどなぁ。



ダイエットをすることで、精神的にも成長していくという物語なんですけど、確かに、精神的に成長していれば、それほど肥満にならないような気がするんですよね。だって、身体の為にガマンが出来れば、肥満にならないわけでしょ。でも、ガマンが出来ないから肥満になるわけで、ガマンが出来ないということは、自分を抑えられない＝精神的に幼いということに繋がるんじゃないかな。だから、この作品でも、精神的に成長すれば、ダイエットも成功するし、美しくなれると描いているんじゃないかと思います。

申し訳ないんですけど、私は、ダイエットが必要な身体になったことが無いので、本当のところ、ダイエットをする気持ちが解らないんです。先日、テレビを観ていたら、パティシェの超有名な方が、パティシエは、とても繊細な神経を求められるから、太っている人はいませんとおっしゃっていましたが、確かに、神経質だったり、繊細な仕事をする人に肥満は少ないと思います。

かと言って、神経質な人ばかりだったら、社会がギスギスして、過ごし難い世の中になると思うので、私は、太っている人、痩せている人、様々が居る世の中が一番バランスが取れていて良いのかなって思うのですが、健康に問題が出てくるほどの肥満は、やっぱり問題ですよね。



でも、痩せすぎも問題なんですよ。私なんて、低血圧だし、ちょっとお腹が空くと血糖値が下がりめまいがしたり、風邪をひきやすかったり、アレルギーが多かったり、問題山積みです。（笑）でも、どんな身体でも、それなりに対処の仕方を自分で知っていれば、生きていくのに問題はありません。肥満の方も、もちろん、コレステロール値とかを下げることも必要ですが、自分の身体を知って、それなりの対処の仕方を覚えていけば、ある程度は生きて行けるんじゃないかな。ま、長生きは難しいかも知れないけど、命の長さは、神様しか知らないから、考えたって仕方ないじゃん。（笑）

この映画を観た感じ、やっぱり、肥満と呼ばれるほど太っているのは、マズイのかなって思いました。少しガマンして、頑張って、平均値ほどまで落とした方が、身体の為に良いですよっていうことを言っているような気がします。

私は、この映画、まぁ、お薦めしても良いけど、DVDでも良いかな～って感じです。この内容なら、連続ドラマ、イケると思うんだけどな。みんな、カロリーの低いレシピに興味あるし、運動はどれくらい必要かとか、リバウンドがいつ来るかとか、そんなのがドラマ仕立てで進むと、楽しめそうな気がするんだけど。無理が少ないダイエットって、短時間の映画より、少しづつのドラマの方が喜ばれると思います。
ぜひ、楽しんできてくださいね。




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