一対一の個人レッスンをする上で、
気をつけなければいけないと思うことはいろいろありますが、
やはりまずは立ち振る舞いや言動に気をつけなければ、と思います。
「音楽」を教えさせていただくわけですから、
専門知識や技術を保持し、経験を活かして、
その時、その生徒さんに適する指導を心掛けています。
その場に応じて伝えるすべを持たなければ。
そのために、言動や振る舞いにも気を配るのは当然です。
そしてまたさまざまな意味で、
自らを高める努力を続けなければいけません。
自分の世界を表現するソリストと、
個性に合わせた指導をする講師。
それには大きな違いがあります。
どちらも、聴衆と生徒さんという「人」と向き合います。
でも、「演奏する技術」と「指導する技術」は似て非なるもの。
どちらも難しい仕事ですが、イコールではないのです。
発展途上ではありますが、
ここまで指導を続けることができたのはやはり、
「私は”教える”ことが大好きなんだ。」
という気持ちが常にあったからだと思います。
そして、一方通行のレッスンではなく、
生徒さんのお話しに耳を傾け、ともに語り合いながら
音楽を通じてコミュニケーションを取ることが…大好きなのです。
もともと私は、引っ込み思案な性格ですから(←本当なんです。)、
人と面と向き合うのは苦手なはずですが、
結局のところ、生徒さんの笑顔のためにはなんでもしたいのです。
逆に言えば、「生徒さんの笑顔を引き出せなければ」ダメということ。
指導する私の言葉かけや、指導方法が適切でなければ意味がない。
人間、相性もありますから、
関わったすべての方(体験で出会った方も含めて)に完璧に…
は無理ですが、その方に「音楽の素晴らしさ」が伝えられなければ
指導者には向かないのかも知れません。
生徒さんの「音楽」に対する印象が良いものになるようにしたい。
指導者は責任重大ではないかと…思います。
「音楽って、ピアノって、キライ!」 になっちゃったら、
その子が大人になっても、その思いが残ってしまいますものね。
おおげさかも知れませんが、
独りよがりにならないように、私は自分に時々そう言い聞かせます。
…欲張りでしょうか…。
生徒さんが笑顔になるのは、
☆じょうずに弾けた時
☆先生やご家族のかたに褒められた時
☆難しいと思ってた曲や、ある部分が弾けた時
☆わからないことが、わかった時
☆先生の演奏を聴いて「すてき♪」と思ってくれた時
☆本番で精一杯がんばれた時
☆自分より小さい生徒さんに、
先輩として(?!)いろいろ教えてあげられた時
☆先生をびっくりさせた時
☆先生に勝った時
☆「ごめんなさい」と素直に謝れた時
などなど…たっくさんあります。
たまには
面白い話をしながら、一緒に練習をしたり。
音遊びで音楽を体感してから、本題に入ったり、
そして優しいばかりではなく、本気で叱ったり。
脱力が基本の楽器演奏ですから(笑)、
肩の力はすっと抜きつつ、”本気”であることを忘れずに
指導していきたいです。
みんなの笑顔のために、先生は明日も元気にがんばります。
戸田市文化会館横の、後谷公園のお池です。
あいにくと今日は曇り空。
でも、緑と水を見ると…いつでもホッとできますね。
子供が 帰った 後からは
円い大きな お月さま
小鳥が夢を 見る頃は
空にはきらきら 金の星
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講師 荒木 安子(あらき やすこ)
ピアノ・声楽を教えさせていただいています。
お問い合わせは、HPのお問い合わせフォームからどうぞ