父を想って…

　　thank　you伝道師ナースりん　です



　　父が亡くなった日…

　父の病室から持ち帰ったクマさん

　



　
　　ひと月くらい前に、

　楽に入院生活を送れるよう、

　抱き枕でも、

　足枕にもなると思い…


　このクマさんを

　父にプレゼントしました

　
　　『デカすぎる！』


　そぅ言ってた父の顔、忘れません。


　膝下に入れて楽な姿勢にしたり、

　ベッドの片側に寄せて

　腕枕にしてみたり…


　　亡くなった後は、

　父の形見というには、

　まだ思えなくて…悲しく感じてしまうよ



　　このクマさんをイメージすると、

　　　　『ラッキー』

　…という名前が浮かんてきました。


　

　　父が触れていたラッキーには、

　父のぬくもりがギッシリ入ってて。


　　ラッキーには、

　父の最期までの

　父の生き様がしみ込んでいるようで。




　　父亡き後、

　自分でも不思議なほどに

　感謝に包まれていました。



　悲しみよりも、

　父へ、すべてのものへの感謝で

　満たされていました



　　ですが、さっきね

　ラッキーを抱きしめてたら、

　涙が止まらなくて…



　　頑固親父の父を想い、

　あの頑固さが懐かしくて。

　父を感じていました。




　　今日は、納棺の日てす。

　棺に入る父を見るのは、

　正直言って…寂しいです。

　そんな箱は、似合わないよ。


　　父さん、似合わないよ。。。



　　ガーガーいびきをかいて寝ている父さんに、

　もう一度会いたいなぁ。。。

　
　　「言えることはな…」

　…と説教じみた父の口癖が聞きたいです。

　

　　




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