AN15 香港・マカオ 第05話 「混沌の重慶大廈」
※この記事は2013年3月27日に
投稿したものをそのまま、もしくは一部改訂して掲載したものです。
坂を下りながら撮った写真。
植竹石像劇場
「中華一番!」
孫中山って人らしいです。
「ソン・ナカヤマって語呂いいなー」
(ドン小西とか菅直人的な)
なんて思いつつ。
すげぇ坂!!
中国風寺院。
お香の匂いで落ち着きます。
中国っぽい
香港っぽい風景。
こっちって
どんなに高い建物の工事にも
竹材で足場組むらしい!
これには
さすがに植竹さん的にも
不安がよぎります。
フェリーターミナル到着。
ビクトリア湾を
挟んだ向こう側は
九龍地区。
…
…
白く曇ってる!!
もしかして今、
巷で話題のP.M2.5??
まぁみんなマスク付けてねぇからな…
いいや♪♪
コインロッカーは最初に
20ドルかかって、
あとは6時間毎に40ドル。
8枚も10ドル硬貨
持ってなかったので
横の両替機行ったら
昼間ですら作動しねぇ!!
本当にお札の使い勝手が
悪すぎる。
真横の売店で両替お願いしたら
「何か買いなさい♪」
と商売上手なおばちゃんに
勧められて買った
水のペットボトル。
デザインかっけー!!
(日本に持ち帰りました!
水筒代わりに使うつもり♪)
こうして無事に
荷物を救出し、
地下鉄でビクトリア湾を渡って
尖沙咀へ。
残高足りなくて窓口で
チャージしたのに通れないという罠。
出場専用カードの為に
並び直し。
この尖沙咀には
昔は犯罪の温床と呼ばれた
売店や安宿が入った雑居ビル、
重慶大廈、
通称
「チョンキン・マンション」
があります。
以前もここに泊まったんだけど、
中級ホテルが
2000ドル(約24,298円)くらい
するのに対して、
ここのゲストハウスは
鍵付きのシングルルームでも
100ドル台なんてザラだし、
ドミトリーにすれば
70ドル(約850円)なんて所も
あるみたいです!
(もちろん全てが
安全なゲストハウスでは
無いかも知れないけど)
昔は治安が悪くて
犯罪の温床になってたみたいだけど、
今は警備員もいて、
ある程度は安心できます。
目の前の路上では
「大麻?」
「ニセモノ!ロレックス!」
って声かけられるけど(笑)
一番安くいくなら
ドミトリーだけど、
今回もまた
宿=ほぼ荷物置き場
にするつもりだったので
鍵付きのシングルルームを
探す事に。
とりあえず、
前に120ドルで泊まった
新華盛頓招待所で
値段を確かめる事に。
特にガイドブックに
載ってる訳じゃないし、
事前に旅の記録を
読み返してた訳でも
ないのに
何となく記憶を頼りに
行き着けた♪
B棟の13階。
この最大17階層まである
ビルは無秩序に建てられてて、
3階以上は井の字型に
5棟が一体化したような形をしてます。
真ん中の吹き抜け。
きったね!!笑
チャイムを鳴らすと
頑丈な格子の向こうから
インド系の兄ちゃん出てきて
部屋が空いてるか相談。
どうやら120ドルの個室は
空く予定だけど、
19時になって今泊まってる客が
延泊した場合は
150ドルの部屋になるそう。
まぁそれでもいいやー。
と思って、
宿の人の厚意に甘えて、
ボストンバッグを
置かせてもらう事に。
(もちろん中身はほぼ衣類だけにして)
夜は安室奈美恵のライブなので
帰りが22時過ぎる旨を伝えて
再び外出!
俺が拠点に重慶大廈を選んだのは
その安さだけではありません。
まず一点目は
1階の両替所のレートの良さ!
1万円=810ドル!
1万円が748ドルにしかならない
空港や市内の両替所とは大違い。
約753円のお得♪
泊まらなくても利用できるから
旅行者にオススメ。
そして二点目にして最大の理由を
如実に表した写真。
蘭桂坊の辺りに
白人が多いのに比べて、
このビルの1階と周辺には
西洋系の白人・黒人に加えて
インド系・東南アジア系・中東系
アフリカ系の人々がウヨウヨ!!
1階にはイスラム教徒向けの食事や
アフリカの料理の店もごろごろ!
言うまでもなくそういうのに
大興奮してしまう性分なもんで
一階でぼーっとしてるだけでも
十分楽しめるから
ここにしました♪
エレベータは
各棟2基ずつあるけど、
それぞれ奇数階と偶数階に
停まるやつだから
お目当ての階に行くには
大行列です。
その大行列も多国籍!
ああ楽しい!!!
こうして両替をして
香港用財布を潤してから
用も無いのに
1階をウロウロしてから
次の目標を目指したのでした♪
つづく