桜と馬と日本初の競馬場
横浜の山手にある、根岸森林公園。
ここは、日本初の競馬場があったところです。
奥に見えるのは、関東大震災後に、モースさんが再建した観覧席。
明治のはじめに、外人クラブの競馬場としてオープンしました。
日本人としてはじめてレースに参加したのは、
西郷隆盛の弟である西郷従道。
愛馬みかんちゃんに騎乗したそうです。
今も、お馬さんがいます。
かわいい!賢そう!
さて、この競馬場はその後、日本の海軍の土地となり、終戦後は米軍に接収されました。
芝生が広がっているのは、米軍時代にゴルフ場として使われていたから。
米軍から日本にその大部分が返されましたが、
今でも、根岸森林公園の真ん中部分には、米軍の住宅地区があります。
明治、昭和、現在・・・・。
思いがけなく、近現代の歴史に想いを馳せる散歩となりました。