最新鋭軍用機「オスプレイ」 記者が搭乗
http://www.news24.jp/articles/2010/05/26/10159838.html
< 2010年5月26日 8:49 >
 アメリカ軍が日本への配備も計画している最新鋭の軍用機「オスプレイ」。機内の様子をワシントン支局・赤堀有一記者が取材した。(動画配信のみ)


携帯等からで動画が見れない方は[こちら]からどうぞ

 やー、こちらも頭の悪い印象操作ですね。
 騒音問題について考えるのであれば、機外、それも基地の外で計測しなければ意味がないのですが、何故か機内で測って「100デシベル以上の騒音!」とか言ってたりします。
 そこまでして、オスプレイを大騒音欠陥機のイメージで固定したいのかと呆れますが、今回それを逆手にとって、機内の騒音から機外の騒音を割り出してみました。
 とは言っても、あたいはその手の専門家でも何でもないので、以下のサイトの計算機を使ってたりしますがw

■-騒音距離減衰計算-
http://www.e-koubou.co.jp/sousin_souonkyorigensuikeisan.html


 さて、オスプレイのローターを含まない全幅は25.54m。これを半分に割って音源(エンジン)からの距離を13mとします(実際には双発ですし、機体その物の振動等があるので、そこまでは単純ではないのですが、あたいの手にはあまりますので…w)。
 そして、動画で言ってたデシベル数が100.8dBなので101dBにしてみました。
 各距離での騒音は以下の通りです。

100m : 83.28dB (地下鉄電車内~騒々しい工場)
250m : 75.32dB(電話のベル音~バス車内)
500m : 69.30dB(電話のベル音)
1000m : 63.28dB(静かな乗用車内~電話のベル音)
1500m : 59.76dB(静かな乗用車内)


 さて、どうでしょう?
 実際にはいろいろな要素が絡むので、こんな単純な計算が合ってるとも思えませんし、精緻な計算でも体感となるとまた違ったりもするので、一概には言えないと思いますが…それなりに静かなんじゃないかと思います。
 実際、合衆国が西海岸の基地に配備する際に行ったアセスメントによると、飛行中の全ての領域でMV-22オスプレイはCH-46Eシーナイトより5~9dBA静か(週刊オブイェクト:MV-22オスプレイ環境アセスメント米西海岸基地)との結果も出てますし(最初からそっちのリンク貼っとけよとか言う人嫌いです)、日本のメディアが喧伝してるような、五月蠅い機体でない事は確かのようですね。

 さて、オバマ大統領を乗せる程度には安全で、なおかつ従来機より静かなオスプレイ。固まってしまったイメージを払拭するのは大変だと思いますけど、政府はそういう誤ったイメージに囚われず、受け入れ交渉の際には地元への説得を臆することなく取り組んで欲しいものですね。
 騒音が減るという事は、地元への負担も僅かながら減るのですから。


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