「フリーランス・雑誌・ネットメディア有志の会」(暫定代表・上杉隆)は27日、小沢一郎・民主党元代表の記者会見を行いました。この模様はニコニコ動画のほか、フリーランスの人たちがUstreamやツイットキャストなどで生中継をしていました。私もツイットキャストで生中継しました。Ustreamで放送しようと思ったのですが、電波の問題でツイットキャストに切り替えました。

$てっちゃんの生きづらさオンライン@Ameba

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 内容の詳細はすでにニコニコニュースで取り上げられています。そちらをご覧ください。

 http://news.nicovideo.jp/watch/nw26233

 http://news.nicovideo.jp/watch/nw26314

 http://news.nicovideo.jp/watch/nw26332

 http://news.nicovideo.jp/watch/nw26331

 (私も手を挙げましたが、指名されず、質問できませんでした)


$てっちゃんの生きづらさオンライン@Ameba

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 それにしても、この件に関する報道がいかがなものかと思います。

 朝日新聞では、http://www.asahi.com/politics/update/0128/TKY201101270535.html

 約50分間の会見は、小沢氏の政治信条やメディア論についての質問が中心で、小沢氏は記者クラブでの会見について「あまり意味がない。いくら言っても説明しても、まったくわかってくれないし、報道もしてくれない」と不満を示した。フリー記者からは「記者クラブは情報を独占している」「記者クラブが小沢さんの悪役イメージを作っている」などと同調する意見が相次ぎ、小沢氏は最後は拍手に包まれて会場を後にした。

 小沢氏はネット番組出演の理由について「真実の情報をスピーディーに、ありのままに伝達してもらえる」と説明する。発言が編集されないうえ、特定のフリー記者が小沢氏の政治とカネの問題に触れなかったり、好意的だったりすることも影響しているとみられる。

 とあり、まるで、フリーの記者=大手メディア批判=小沢支持、であるかのように伝えています。

 時事通信や共同通信は、「インターネット動画番組に出演し」と伝えましたが、正確には、この記者会見を「ニコニコ動画で配信した」だけです。ニコニコ動画のあらかじめ決まった「番組」に出演したというわけではありません。

http://twitcasting.tv/shibutetu/movie/989898

http://twitcasting.tv/shibutetu/movie/990011#
 

$てっちゃんの生きづらさオンライン@Ameba

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 フリーランスらが中心となり、記者会見を記者クラブ加盟社以外にもオープンにするように呼びかける動きは以前からもありました。昨年は、記者会見から排除されているフリーランスの人たちやジャーナリスト、研究者が中心となって、「記者会見・記者室の完全開放を求める会」も発足しています。

 たしかに、以前よりは、公的機関での記者会見はオープンになりました。しかし、まだ参加条件のハードルが高いのです。インターネットメディアは参加できない条件です。また、実績の少ないフリーランスライター、ジャーナリストは参加できません。もちろん、ブロガーも参加できないのです。

 できるだけ参加への障壁が少ない公的機関での記者会見、特に大臣会見を求めているのです。また、官房長官の記者会見にはまだ参加できていません。

 これらの問題があるなかで、フリーランスや独立メディアの人たちが13人が中心となり、「自由報道協会」(仮)の設立を目指し、その「第0回目」として、小沢一郎・民主党元代表の記者会見を行ったのでした。

 ちなみに、私も、この会見後に開かれた打ち合わせに参加し、第2次設立準備会のメンバーに加えてもらいました。今後も、こうした注目度のある人物の、記者会見を行っていく予定です。