父母は唯其の疾を之れ憂う

(為政第二)

ふぼはただそのやまいをこれうれう


両親はただ子どもが病気にならないか、
それだけを心配するものである。

よって
病気をしないことが、何よりの親孝行になる。


他の解釈では

両親の病気を心配しろ
というものもあります。

また
親には病気以外のことで心配をかけてはならない。
という解釈もあります。


父が
1ヶ月半の入院をしていました。

退院後、
入院前より歩くのが楽になったらしく
顔色もよく
本当にありがたいです。

父の入院中、
1週間の半分以上はお見舞いに行っていた私。
夕飯の時間を遅らしても
必ず顔を見に行っていました。

そもそも
私が高校生のとき
父は交通事故で
死の瀬戸際に立ったことがあります。

高校生という年代
父の存在を受け入れがたい年頃に
父が事故に遭い
入院生活を余儀なくされたのですが
私はあまり病院に足を運べませんでした。

大好きな父なのに
会いに行けない。

そんな記憶がずっと心に残り
あまり話すことがない父と心をかわす時間も少なく
ずっと私の心のしこりとなっていたのです。

だから今回の父の入院は
私の自由になる時間には必ず父のところに行って
私はあなたを愛しているという気持ちを示そうとしたのです。

自己満足かもしれませんが
いくら親子でも
言葉に表したり
態度で示さなくては
わからないこともあります。

人間関係の基本は親子関係にあると思います。
深い愛情を知り、それを持って接することはとても大切だと思いました。