震災前後から溜め込んでいたネタをちょいちょいアップしていきますね。
まずはDYNASTYの一般モデル。

はい、今まで鬼山、H!RO、MYMとすべてプレイヤーズモデルを出してきたDYNASTYから、初めての非プレーヤーズモデルが3種類登場しました。
プレイヤーズモデルとの差は、タングステン95%→90%であること。
さらにタングステン90%モデルにもかかわらず6,800円という低価格を実現しているのが大きな特徴ですね。

MISTYとTRONをmoA吉祥寺店で、WATERはBAT"ダーツで試投しましたが、いずれも個性的なモデルでしたね。

◎MISTY
全長41.0mm×最大径7.3mm×バレル重量16.5g Tungsten 90%

[セット内容]
・Shaft:LARO SILENT 260
・Tip:LIP POINT
・Flight:A-FLOW ロゴ入り Dee.flight

-DYNASTYプレイヤーにてスローテストを行い、微調整を繰り返し完成したタングステン90%バレルシリーズ-

安定した方向性を発揮し、イメージした軌道を描くことを可能にする。

グリップ位置の安定を追及する為、ピッチや深さが異なるシャークを各エリアに分け配置。

■選手スロー総評
2種類のシャークカットが、攻撃的な飛びを実現してくれる。
真中を持つ人も後方をもつ人も扱いやすく軽いクリップでも安心感のあるバレル。


ということで2種類といいつつ、バレル全体では前方に浅いシャーク、中央に深いシャーク、後方にマイクロシャークという3種類のシャークのあるモデルですね。
後方のマイクロシャークがいい感触で気持ちよく飛ばせるモデルです。前重心のためか形状から想像させる以上に良く飛ぶモデルですが、その割にコントロール性も両立させたモデルだと感じました。


◎TRON
全長36.0mm×最大径7.8mm×バレル重量16.0g Tungsten 90%

[セット内容]
・Shaft:LARO SILENT 260
・Tip:LIP POINT
・Flight:A-FLOW ロゴ入り Dee.flight

-DYNASTYプレイヤーにてスローテストを行い、微調整を繰り返し完成したタングステン90%バレルシリーズ-

バレル中央から最後部まで続く緩やかなカーブが生み出すソフトなグリップ感。

テーパー部分に配置されたステップカットにより、パワーの伝達ロスを最小限に抑えつつ抜けの良さを両立させた。

■選手スロー総評
リングカットとステップカットが引っかかりすぎず抜けなさすぎずと2本グリップでも最適なカットですね。
テーパーが前方に掛かっているので、砲弾型でもグルーピングしやすいですし。

短くても大丈夫という人には、飛ばす感覚がわかりやすく軌道も作りやすいのでオススメなバレルです。


これはぶっ飛びバレルだと形状から想像していたショートトーピードでしたが、前重心、形状から考えるよりは逆にずっと穏やかな飛びを感じさせるモデルでした。
重量が若干軽めなのが飛びすぎるのを防いでいるのかもしれません。
グリップポイントは、僕は後方のリングカットの部分の方が抜けが良く狙いやすく感じましたが、段差部分も抜けの良さは感じました。


◎WATER
全長43.0mm×最大径6.7mm×バレル重量16.5g Tungsten 90%

[セット内容]
・Shaft:LARO SILENT 260
・Tip:LIP POINT
・Flight:A-FLOW ロゴ入り Dee.flight

-DYNASTYプレイヤーにてスローテストを行い、微調整を繰り返し完成したタングステン90%バレルシリーズ-

呼応性を高めるために、極限までシンプルに設計。

プレイヤーの動きがダイレクトに飛びに直結するバレルを実現。
バレル後部に配置された段差が指先への絶対的感覚を与えてくれる。

■選手スロー総評
ストレートが好きな人には理想的なフォルム。
刻みが全くないので滑るかなと思ったら、予想に反し大丈夫でした。

シャフト側にある段差が、実はすごく機能的で肝です。
後方を持つ方にはこの段差がグリップの安定を生み出してくれ、見ての通り手離れも抜群です。


ま、カットがないので手離れがいいのは当たり前として、投げにくそうでいて95%タングステンのしっとり感と段差でしっかりと投げられるモデルでした。
投げ味としてはMYMモデルのmineに非常に近い感じで、ストレートが苦手という方でも違和感なく投げられるモデルだと思います。
素直にバレルを「飛ばす」ことを意識しながら投げられるバレルだと思いますよ。
気になるのはノーカットと言うことで、使い込んでタングステンがこなれてきてしまったときに、タングステンの素材自体が持つ「粘り」がどれくらい維持されるのか。
ここはJOKER DRIVERの零シリーズやNEXUS Scudeliaとはフィニッシュの加工が異なるので気になるところではあります。