緊急掲載: エジプトから帰国したアンダーソン・クーパーの番組冒頭の涙 | shellvalleyのブログ

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エジプトから帰国したCNNの超人気アンカー、アンダーソン・クーパーの
番組冒頭があまりに熱くて、翻訳しました。

時間がない中での作業だったので、誤字脱字、誤訳が多々あると思います。
ぜひお知らせください。


CNNの映像(英語)の映像はこちらでご覧ください。

http://www.cnn.com/video/?/video/world/2011/02/07/ac.kth.egyptian.deception.cnn




(意訳)
アンダーソン・クーパーがエジプトから帰国後の最初の番組出演

CNNj「AC306」 2/8(火)12:00~ (日本時間)


アンダーソン・クーパー

今日の私の番組1時間すべて、エジプト情勢をお伝えします。

なぜならこれは人が生きるか死ぬかという問題だからです。

とても危険な状態です。

ジャーナリストも次々と帰国しています。

世界の目がエジプトから離れると、監視機能がなくなり、

反体制派は、より簡単に殺されてしまう可能性が高まります。


まず、このビデオを見てください。

石も何も持たない、まったく無抵抗な平和てきな男が

エジプトの警官隊に射殺されました。


(筆者注:CNNjでは数秒程度の紹介ですが、全編がここに掲載しています。

 ただし、かなり衝撃的な内容ですので、ご自身の責任でご覧ください。)






およそ300人がこの14日間で亡くなりました。

ヒューマンライツ・ウォッチによる統計です。


しかしながら彼らの死は先ほどのようにカメラに撮られることはありませんでした。

記録にも残らない死なのです。

まだ1300人もの人々が拘束されています。

何人かは釈放されましたが、行方が分からない人もいます。

秘密警察から、痛みに耐えかね、悲鳴を上げる声が聞こえてきている、という話も聞きました。


これがムバラク政権の真実です。

彼らの手は血にまみれています。

そんな彼らが本当に自ら変革をするのでしょうか?



今日は現地のCNN特派員とエジプト首相から話を聞きます。

その前にエジプト政府が嘘をつき続けているという話題から。


「嘘」ということばはあまり使いません。

それくらい強い言葉だからです。

しかし、エジプト政府は言っていることと、

実際にやっていることが違います。


エジプト政府には「嘘」という言葉以外以外当てはまりません。

まずはスルーマン副大統領です。

彼はムバラク大統領の腹心で、情報部門の責任者でした。


彼は反体制派の不満を聞く、

反対派のリーダーとも会談するといいます。

テレビでもそう流しています。


しかし、実際には秘密警察が反体制派や野党の幹部を拘束しています。

人権団体の組織の人でさえ拘束されました。

エジプト政府からは何も発表はありません。

国営放送ではよく分からない映像が写されるだけです。


政府は、この映像のように親ムバラク派が、

反体制派や多くのジャーナリストを襲ったことにまったく関与していないといいます。

なぜこのような暴力行為が行わるのか分からないと言っています。

しかし私の目の前で暴力行為が行われました。


ところがジャーナリストがやってくると

軍が出てきて、バリケートを築き、親ムバラク派を簡単に立ち退かせる

ことができたのです。


エジプト政府は、軍は中立だといいますした。

真実は、軍は政府側でした。


反体制派をタハリル広場に入れないようにしましたが、

暴力的な親ムバラク派は簡単に入ることができました。


政府は、「ジャーナリストの取材は歓迎だ」と言っていましたが、

実際には、この前の金曜日から今日まで26人ものジャーナリストが拘束されました。

全期間では71人になります。これも数えられただけの数字で、です。


エジプト政府は30年間、非常事態宣言を続けてきました。

そんな政府が急に、民主的で透明性のある政府に生まれ変わることが

本当にできるのでしょうか?

今の政府は自分の気に入らない人なら、いつでも拘束することができます。



ではエジプト首相の電話インタビュー(録画)をお聞きください。


―――――
CNNクローリー

「あなたは和平のために、反体制派と話し合うといっていますが、

 なぜ多くの人権活動家やジャーナリストが今もなお拘束されているのですか?」


エジプト首相

「何を言ってるのか分かりません。」

「理解できません。」


CNNクローリー

「あなたが、人権活動家やジャーナリストを拘束しているのはなぜですか?」


エジプト首相

「・・・(電話が遠いのか)聞こえませんね」

―――――

アンダーソン・クーパー

「音声の障害があったようですね。

 暫くして、クローリーは再度同じ質問をしました。」

―――――

CNNクローリー

「なぜ警察は拘束したのですか?拘束ですよ?」


エジプト首相

「何? 何について?」


CNNクローリー

「拘束です。なぜ、あなたは人権活動家を拘束したのか?」


エジプト首相

「(笑)・・・あ~、ちょっとした問題があったようですね。あなた(ディア)」


―――――

アンダーソン・クーパー

これは、ぜんぜんちょっとした問題ではないですよ、あなた(ディア)。(首相の口マネで)

これが彼の最後の答えです。

エジプトは警察国家です。

ある情報筋によると150万人もの人々が内務省や秘密警察に雇われているということです。


そして情報相のトップが副大統領になったのです。

金曜日、反体制派のエルバラダイ氏は、

9人の若い反体制派の代表と協議をしました。

その夜、なんと9人全員が、警察に拘束されました。



以上