環境難民を助けるには?
「パプアニューギニア環礁、急速に沈む」 ここしばらく、カーテレット諸島の住民は、この注目の話題でマスコミを賑わせている。学者たちは我々を世界初の「環境難民」と呼び、またジャーナリストたちは我々が「気候変動の最前線にいる」と伝えている。
私たちが堤防を作り、マングローブを植林したことを聞いたことのある人もいるでしょう。しかし結局は、荒天と高潮で土地も家も流されてしまった。カーテレットの人々がこれまでシンプルな生活(自動車や電気なし)を営んできた、という悲劇的な皮肉に気づいた人もいるかもしれない。魚、バナナ、野菜を主な食料とし、「二酸化炭素排出」とは、ほぼ無縁の暮らしをしてきたのだ。