たまには“ダンス”について考える。 | DJ Martの「音楽夜話」

DJ Martの「音楽夜話」

音楽について…、
いろいろな想いがあって、それを誰かと共有したくて、ボチボチつぶやいて行きます。
僕が何者で、何をしていて、どこに向かっているのか、
この作業を通じて、明らかにしていきたいな、と…。

ボチボチよろしく。

さてと、たまには“ダンス”の話でもしてみようかな。

先日、社交ダンスの人と話をしていた時、
「サルサの人は腰を動かしちゃうからヤダ」みたいなことを言われた。

曰く、「踊っている最中に腰を前後に振る動きがあって、気持ち悪い」のだそうだ。

確かに「社交ダンス」の世界だと、いつも背筋をちゃんと伸ばして、
お行儀よく左右の膝の入れ替えで出る骨盤の動きしか使っちゃ駄目なのだそうで、
ペアダンスの最中に、腰をくっつけて来るような“下品”な動きには耐えられないのだそうだ。

確かにNYon2やLAon1の時は、あまり“前後に腰を振る”はしないかも。

ん~、でもキューバンとかドミニカン、レゲトン等の動きの中には、
両膝を緩めて、敢えて腰を回す動きはあるんですよ、と説明するも、
全然納得してくれなかった。
「ダンスの基本は、全部一緒です!」というばかり。

彼女の「社交ダンス」のセンセイはチャンピオン取ったこともあり、キューバの修行経験もあるのだから、その人が言う事は間違いない!って聞かない…orz。


んが~、

まあ、いいんだけど…、
世界中にはメッチャいろいろなダンスがあって、それぞれの踊り方があるんだけどね…。


それを認められないって言うことはあくまでも“社交ダンス”の中でしょ?

それぞれの地域の、それぞれの文化を認め、その上であなたが“チョイス”する分には問題ないけど、相手のやっている事を全否定するのは、どうなんでしょ?

社交やっている人の見識の低さを露呈してるだけじゃない?

いつもは面倒なので、「あ~、そうですか」と折れちゃうのだが、今回は猛烈に反論してみたw。
「そのセンセイは世間を知らないんですよ!」
最後は声が大きいほうが勝つ!的な…w.

まあ、その人も僕にとっては大切な友達なので、変なシコリは残したくはないけど、
自分たちの愛するモノを理解してもらえない悲しさがあり、ちょっと熱くなったw。

日本人はあまり“ダンス”というものを生活の糧にすることは少ないけど、
こういう“了見の狭さ”が、益々ダンスの世界を縮めてしまう気がして、残念だ。
いろいろなダンスや音楽でいろいろな事を感じられるって、楽しいし幸せな事だと思うのだが。

とは言え、
彼女が“そう云う踊り方を望んでいない”という事を察知できず、
自分勝手に踊っている男性陣にも問題があるんだと思う。
最近特に、派手なディップやリフトを、普通の踊り場でする輩も多い。

ああいうの、やられた女性はどう思ってるのだろう?
身の危険を感じないのか?そんなに相手を信じちゃっていいのか?w

フリーのペアダンスの場合、
相手の素性がわかるまでは、少し離れ気味の“無難”なダンスをすべきだと思う。
僕の場合は、確実に相手によりスイッチを切り替えて、
知らない人の場合は、下の方から徐々に上げて行きます。
(5段階くらいある気がするw)

別にコンテストに出るわけでも、パフォをする訳でもないのだから、
最低限、“相手に嫌われない”踊り方を目指せればいいのかな、と思った次第。

この辺りの絶妙な“ボディ・ランゲージ”が面白いんだけどね♪。

まあ、人のお節介を焼くよりも、人の振り見て我が振り直せ、としよう!w