こんばんは~。


三巡めがやってきました。
プロ野球も開幕しました。
背番号3のつじです。


今回は時期はずれですが、漬物のことを書こうと思います。


私の家は、祖父が残してくれた土地に、
父の兄弟6人が隣どおしに住み、空いた少しの土地に畑をつくり
伯父母達と父が野菜を育てています。
もうすぐ、たまねぎの苗を植えます。
たまねぎを収穫した後には、白菜と大根の種をまき、
冬の前に収穫して、漬物をつくるのです。


伯父や従兄弟の男性陣で、大根を抜き、白菜を刈り、
伯母や私の女性陣で、葉をとり、洗い、切るという流れ作業を
一気にやります。
兄弟で公平に分け、それぞれ塩をふり、下漬けをして、
その日は終了です。

一ヵ月後に、野菜からでた水を抜き、
味噌と砂糖、粕を混ぜ、野菜と重ねて漬けます。
そしてまた一ヵ月後に、食べられるようになります。

やってみると、たいした作業でもなく、
本当に手間もそんなかからない。
ただ、単純作業なだけに、おいしくつくるのは難しいと思う。


漬物って、冬の備蓄食糧として、どうしたらもたせられるか、
そしてどうしたらおいしく保存できるかを

昔の人たちが必死に考えて
できた賜物なのではないかと思うのです。


私が漬物を自分でつけるようになったのは、
まだ去年で2回目です。
きっかけは母が亡くなり、あまりにたくさんの母の知識や手職を
引き継ぐことができなかったという後悔からでした。


漬物もそのひとつで、母からは引き継げなかったけれど、
伯母達から教えてもらえれば。
私が教えてもらわなければ、せっかくここにある、
つじ家の漬物は無くなってしまう。
大げさですが、そんな気持ちでした。
母が亡くなったことで、急にあせりだしたからなのです。


まだまだ漬物づくりは新人。
昨年は塩が少なかったかな~と思って多くしたら、
伯母に多いと言われたり。
きっちり計っていれればいいんでしょうけど、
叔母達はそうはしてません。
聞くと、「やっぱり長年の感覚」
「伯母ちゃんたちも長年やってここまできたんだから、
あんたもおばちゃん達くらいの歳になったら、
おいしいのができるようになるよ。」

なんとなくその言葉が、うれしかったりします。


あと何年、伯父や父は畑仕事ができるかわかりませんし、
昔はみんな、親戚あつまって作業する、
こんなことが日常だったのかなとか考えたりすると、
とても自分の体験が貴重なものに思えてきました。


やってみて初めて、ずっと食べてきたものなのに、
正直ぜいたくな漬物かもなとも思うようになりました。
抜いてすぐ塩漬けする、新鮮な漬物です(笑)


それに、1年に1回しか作れないもの。
天候にも左右されるもの。

そして、伝統のたべもの。
そんな漬物っておもしろいな~と思うのです。

正直、そんなに失敗もしないだろうとも思う。

でも、おいしくできたらいいな、おいしくつくってみたい。

そう思うのです。

今年は、キムチもつくってみました。

初めてにしては、おいしくできたかな~???

来年はもう少し、唐辛子や混ぜ込む具を多くしてみようと思ってます。

楽しみです♪