枝野官房長官記者会見 (地震・福島原発関連など) 2011.3.12 20:42 | シャブリの気になったもの

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原発の事故に関して枝野官房長官が報告をする
という部分がありました。
再び総理大臣官邸。
東京電力福島第1原発についての
件について、私からご報告を申し上げます。
まず本日15時36分の爆発について
東京電力からの報告を踏まえ
ご説明を申し上げます。原子力施設は
鋼鉄製の格納容器に覆われております。
そして、その外が更にコンクリートと鉄筋の建屋で
覆われております。このたびの爆発は
この、建屋の壁が崩壊したものであり
中の格納容器が爆発したものではないことが確認がされました。
爆発の理由は炉心にあります水が足りなくなって
少なくなったことによって発生した水蒸気が
この格納容器の外側の建屋との間の空間に出まして
そこで、その過程で水素になっておりまして
その水素が酸素と合わさりまして
爆発が生じました。ちなみに格納容器内には
酸素はありませんので水素等があっても
爆発をすることはありません。実際に東京電力からは
格納容器が破損していないことが確認されたと
報告を受けております。
繰り返しになりますがこのたびの爆発は
原子炉のある格納容器内のものではなく
従って、放射性物質が
大量に漏れ出すものではありません。
東京電力と福島県による放射性物質の
モニタリングの結果も確認をいたしましたが
爆発前に比べ放射性物質の濃度は
上昇をいたしておりません。報道されました
15時29分の
1015マイクロシーベルトの数値でございますが
この地点の数字はその後、15時36分に
爆発がございましたから15時40分の数値が
860マイクロシーベルト18時57分の数字は
70.5マイクロシーベルトとなっておりまして
爆発の前後でむしろ少なくなっております。
その他の地点も14時ごろに
ベントといいますが容器内の水蒸気を
圧力を高くなることを抑制するために
外に出す、このことは今日の未明以来
申し上げてきておりますがこれが14時ごろから
行われまして
その前後で14時ごろのベントの前から
そのあとで一旦高くなっておりますが
その後、15時36分の爆発をはさんでも
いずれも低下をしていてそして
低いレベルにとどまっております。
従いまして、現時点で爆発前からの放射性物質の
外部への出方の状況には
大きな変化はないというふうに認められるものでございますので
ぜひ、冷静に対応をしていただきたいと
思っております。
そのうえでこうした状況・現状を踏まえ
今後、懸念される原子炉容器および格納容器による
破損による災害を未然に防止するため
東京電力が、容器を海水で満たす措置をとると判断をいたしまして
海江田経済産業大臣についてそのことについて
指示をいたしました。その際、合わせて
ホウ酸を用いることによって念のために
万が一にも再臨界などの懸念される
事象が生じないよう工夫をするよう
確認をいたしております。
政府としてはこうした措置の準備
手順が適切であることを経済産業省
原子力安全・保安院ともども
確認をいたしまして妥当なものと
評価をいたしております。
この手順は、すでに20時20分着手をいたしております。
なお、この東京電力福島第1発電所にかかる
避難指示につきましてはこうした爆発の状況
そして、それによる対応策
今回、決定し実証いたしました対応策等の
方向性、輪郭、可能性が見えてきた段階で
万が一の対応策として
20km圏内から退避いただくことへと
拡大をいたしました。これまでの対応方針同様
今回の措置によって10kmから20kmの間の
皆さんに、具体的に危険が生じるということでは
ございませんが
新たな対応をとることの可能性が出たことを考え
念のために更に万全を期す観点から
拡大をいたしたものでございます。
住民の皆さんはこうした事情、経緯、判断に
基づくものでございますので
警察、自治体等の指示に従って冷静に
対応をしていただきたいと思っております。
私からは以上でございます。


(TV報道より)

公式・官房長官記者発表・最新情報
http://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/index.html


東電・福島第1原発 モニタリングカーによる計測状況
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110312g.pdf