藤尾秀昭氏の心に響く言葉より…

 

 

維新は革命とは違う。

 

革命は根本からやりかえること、維新はだんだんに日々変化していくこと。

 

いわば革命は外科手術、維新は内服薬療法で徐々に治していくこと、と伊與田覺著『大学を味読する』は説明している。

 

 

『大学』は、こう結ぶ。

 

「この故に、君子はその極を用いざるなし」

 

 

国を清新にするためにはリーダーが停滞せず、常に最善の道、最上の力を用いなければならない、というのである。

 

現代にも不変のリーダーの心得であろう。

 

国や団体・組織を維新し、繁栄向上に導いていくのは大事だが、さらに大事は自己を維新することだ、と安岡正篤師はいっている。

 

 

「宇宙人生は日々夜々(にちにちやや)創造変化、常に停滞することがない。

 

日に新たに日々に新たなりというのが自然の相であるから、停滞固定は造化に反する。

 

我われは常に自己を新しくしてゆかねばならない」

 

 

小さな修養論3』致知出版社

小さな修養論3

 

 

 

 

 

安岡正篤師は、常に自己を新しくして、絶えざる創造に生きるための四つの条件を示している。

 

 

第一は理想を持つこと・・・「太陽の光に浴さなければ、物が育たないのと同じことで、人間の理想精神というものは心の太陽なのだ。理想に向かって、情熱を沸かすことは、日に向かう、太陽を仰ぐということだ。これがないと人間のあらゆる徳が発達せず、したがって才智芸能も発達しない」

 

次は学ぶこと・・・「正しい歴史伝統に従った深い哲理・真理を学び、それに根差さなければ、葉や花と同じことで、四季に従って常に魅力のある生命のみずみずしさを維持していくことはできない」

 

第三は自己陶冶(とうや)・・・「最高の教育を受けた人も、その後の自己陶治を欠いては立派な人間には成り得ない」

 

最後に、くさらないこと・・・換言すれば、あらゆる艱難をはねのけていくバイタリティである。

 

 

 

◆《理想を持つ》

 

年を重ねただけでは人は老いない。 理想を失うとき初めて老いる。 ( サミュエル・ウルマン )

 

理想を失うとは、挑戦しない、好奇心をなくす、そして、冒険をしなくなることだ。

 

 

◆《学び》

 

「人は単に年をとるだけではいけない。どこまでも成長しなければならぬ」(平澤興)

 

成長するとは、学び続けること。

 

 

◆《自己陶冶(とうや)》

 

《人生の晩年に近づいたならば、青壮年の時代以上に、はるかに心を引きしめて、人生の晩年の修養に努めねばならぬであろう。》(森信三)

 

生涯にわたり、自己陶冶という自分を磨き続けることが必要だ。

 

しかも、晩年になればなるほど、若い頃より何倍も精神を奮い立たせて努力することだ。

 

 

◆《くさらない》

 

思い通りにものごとが運ばないと、やる気をなくす人がいる。

 

ふて腐ったり、投げやりになったり、くさったり。

 

そのために必要なのが「発憤(はっぷん)」。

 

なにくそ、負けてたまるか、という「憤」の一字が必要だ。

 

 

 

小さな修養論3

 

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小林正観さんの心に響く言葉より…

 

 

お釈迦様は六年間山に籠もって、滝に打たれたり、岩の上に座ったり、蚊に刺されたりして、ずいぶん我慢して難行苦行をしてきたんですけど、山から下りてきて「何の役にも立たなかった」と言った。 

 

それで竹林の中に入って結跏趺坐をして瞑想をしていたところ、一週間たって、「私は悟った」と叫んだ。

 

それが、十二月八日の朝日を浴びたときだった。 

 

 

それから、三キロぐらい離れたところまで歩いて行きました。 

 

そこにはお釈迦様が若い頃からそのときはまだ三十五歳と八ヶ月だったのですがずっと一緒に修行をして、真理に達したい、真理を知りたいなどと思ってきた学友五人が、ある竹林の中で結跏趺坐をして瞑想、座禅をしていた。

 

そこまで歩いて行きまして、お釈迦様は「今日、私はあることを悟った。みなさん聞いてくれるか」と言った。 

 

そうしたらその五人の友人たちは、「何があったんだよ、ゴータマ君」と君づけで呼んだそうです。

 

 

それはそうですよね。

 

いままでずっと一緒に苦しんで、その道を求めてきた人たちですから。

 

そのときにお釈迦様が、これこれこういうことを悟ったと言ったら、わずか二、三分の話だったんですが、その話を聞いた五人が、突然に居ずまいを正して、お釈迦様の前に座り直してこう言った。 

 

 

「私たちは、いまこの瞬間から、あなたを師匠として、私たちは弟子として、あなたに従っていきます」 

 

それが、お釈迦様の最初の悟りであり、最初の説教であり、最初にできた五人の弟子なんだそうです。 

 

お釈迦様は、一週間の座禅瞑想の結果として、どんなことを悟ったのか。

 

その五人の学友に言ったことというのは、何だったのか。

 

 

こういうことだったんです。

 

人の人生というのは、すべてが「縁起」によって・・・縁起というのは、自分以外の因果関係、人、事、物、現象、神、仏だそうです・・・組み立てられているがゆえに、すなわち自分以外のすべての存在から組み立てられているがゆえに、自分の思いどおりに自分の人生がつくれると思っている人間は、必ず苦悩する。

 

実は、自分の思いによって自分の人生をつくっているということは、まったくないのだと言った。

 

 

だから、ちょっとでも自分の意思によって自分の人生が成り立っている、成り立たせることができるというふうに考えている人間、そういう思いをもっている者は必ず苦悩する。

 

苦悩の根源とは、思いであるということを言ったんだそうです。

 

 

幸せが150%になる不思議な話』サンマーク出版

幸せが150%になる不思議な話

 

 

 

 

 

 

お釈迦様は「一切皆苦(いっさいかいく)」と言った。

 

すべてのことは、みな「苦」である、と。

 

お釈迦様のいう「苦」とは、思い通りにならないこと。

 

 

お釈迦様は、目の前に起こることすべてが、「縁」でできているという。

 

起こることはすべて、自分の力や、努力や、思いや、夢や目標でもなく、すべて偶然に起こる「ご縁」から始まる。

 

学校に入ったことも、会社に入ったことも、結婚したことも、自治会やPTAの役を受けたことも、さかのぼって考えてみると、すべてが何かのご縁。

 

自分の努力で入ったと思った学校も、ずっとさかのぼってみると、何かのご縁から始まっている。

 

 

「縁起」という、自分以外のすべての存在から組み立てられている。

 

だからこそ、自分の思い通りにはならない。

 

すべてのことは、「自分の力によるものではない」と思うなら、それは「おかげさま」であり「感謝」しかなくなる。

 

 

「すべてはご縁から成り立っている」という言葉を胸に刻みたい。

 

 

 

幸せが150%になる不思議な話

 

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齋藤孝氏の心に響く言葉より…

 

 

 

豊かな人生の後半を送るためには、どうしたらいいでしょう?

 

一つは、やはりお金が大事です。

 

ある程度の蓄えや備えが必要になります。

 

年金以外に、株やNISAなどの投資信託で運用したり、いざという時のための保険に入っている方も多いでしょう。

 

 

しかし大切なのはお金だけではありません。

 

たとえ蓄えが十二分にあったとしても、この年代の生き方や考え方を間違えると、思わぬ落とし穴に落ちる可能性があります。

 

一番の問題は、60代に入ると、多くの人にとってそれまでの社会的な立場が大きく変わってしまうということです。

 

それまではバリバリ働き、上司として部下を従えていた。

 

 

ところが定年を迎えると、その肩書、立場が一気に失われてしまいます。

 

自分に対する周囲の評価が大きく変わってしまう。

 

雇用継続を選択しても、給料は激減してしまう。

 

そこで自信を失ったり、やる気や目標を見失ってしまう人もいます。

 

 

人生のステージが変わったとき、大事になるのが「切り替え」です。

 

車で言うならギアチェンジです。

 

これまではビジネスの世界で、厳しい競争の中でどうにか勝ち上がろう、生き残ろうと頑張ってきた。

 

それとはまた違った価値観で生きる時間が始まるわけです。

 

それにうまく対応できないと、その先の人生がとても生きづらくなってしまう。

 

 

市民講座などに参加している女性から聞いた話ですが、講座には定年を迎えた男性も多く参加しているそうです。

 

ただ、最初の自己紹介でやたらと昔の会社の肩書や自慢話をする人が多いとか。

 

「自分のこれまでの活躍ぶりを知って欲しい、仕事一筋でやってきたから、それが一番の自己紹介なのだから」という思いからでしょうが、華々しい経歴だったとしても、そういう挨拶を聞いただけで、距離を置きたくなるそうです。

 

 

親しくなるために自己紹介をしているのに、いきなり警戒あるいは嫌悪されてしまう。

 

恐ろしい話ですね。

 

しかし、誰にとっても決して他人事ではありません。

 

 

こういう男性はえてしてプライドが高く、頑固で柔軟性がないため、話をしていてもつまらないことが多いのです。

 

結果として周囲から距離を置かれるので、本人はますます不機嫌になる。

 

「こういう人に限って怒りっぽく、トラブルメーカーになる可能性が高いんです」と、その女性は話していました。

 

私も講師経験があるのでイメージできます。

 

 

いっぽうで、定年後の人生を、それまでの価値観に縛られず自由に謳歌している人もいます。

 

そういう人は過去を振り返らず、前向きで明るい。

 

やはり、人生のギアチェンジが必要なのです。競争社会の中でがむしゃらに頑張り、評価を得てきた人こそ、ギアを入れ直す必要があります。

 

 

 

60歳からの ブッダの言葉』秀和システム

60歳からの ブッダの言葉

 

 

 

 

 

 

齋藤孝氏は、人生の後半生には「ブッダの教え」が重要になるという。

 

たとえば…

 

■悪い友と交わるな。卑しい人と交わるな。善い友と交われ。尊い人と交われ。

 

■まず自分を正しくととのえ、次いで他人を教えよ。そうすれば賢明な人は、煩わされて悩むことが無いであろう。

 

■ことばを慎み、心を落ち着けて慎み、身に悪を為してはならない。

 

■身について慎むのは善い。ことばについて慎むのは善い。心について慎むのは善い。あらゆることについて慎むことは善いことである。

 

 

 

自己をととのえ、慎みを持つことが大事だとブッダは言っている。

 

慎みの反対は「貪(むさぼ)り」。

 

 

過去を振り返らず、常に前に向かって進むには、生きている限り学び続けることが必要となる。

 

 

「人生のギヤチェンジをすること」

 

豊かな人生の後半を送るため…

 

いくつになっても、学び続ける人でありたい。

 

 

 

60歳からの ブッダの言葉

 

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ひすいこたろう氏の心に響く言葉より…

 

 

 

「人生とは 嵐が去るのを待つ場所ではなく 雨の中でもダンスをして楽しむことを学ぶ場所である」 (ヴィヴィアン・グリーン/アメリカの作家) 

 

 

漫画家として、描いても描いてもボツになる。

 

自分は才能がなかったのかもしれないと挫折し、部屋で立ち上がる気力もなくなった・・・。としたら、それは最悪の日ですか? 

 

実は、その最悪の日に、運命が変わって描きあげたのが尾田栄一郎さんの国民的人気漫画『ONE PIECE』(集英社)です。

 

 

 

 「余命5年です!」と宣告されるって、それは確実に人生最悪の日ですよね? 

 

実際にそう宣告されたのは孫正義さんで、それがきっかけで、自分は何を一番大事にして生きたらいいのかに覚醒して、その後のソフトバンクの快進撃が生まれたってご存知でしたか? 

 

 

 

「ボクは何をやらせてもおそいし、頭もよくないから、普通の人が3日でわかることが30年ぐらいかかってやっとわかったりします。いまでも勉強している事がありますが、何年やってもほんの少しも進歩しないのでおかしくて笑ってしまいます」と語るのは、50歳まで失意と絶望の連続だったという『アンパンマン』を描いた、やなせたかしさんです。 

 

普通の人が3日でわかることが30年かかるって、人生大変そうじゃないですか? 

 

 

 

「カンパニーぜよー!」と意気込んで、ようやく手に入れた船で初船出を果たしたと思ったら、天下の徳川御三家の船と衝突して、船が沈んでしまうって、人生最悪の日ですよね? 

 

しかし、坂本龍馬はその事件で億を超えるお金を手にする流れを作りました。 

 

 

 

作家を目指すも本を出してくれる出版社はなくて、自費で作ったものの全く売れなかった。

 

作家を目指す者としては最悪の日々だといえますよね? 

 

これは、文豪・宮沢賢治の人生です。 

 

 

 

偉人の伝記を読むとわかります。 

 

最悪は、不幸じゃない。 

 

最悪は、新しい自分が始まる日であると。 

 

 

最悪は、自分の人生が、想像を超えて面白くなる兆し。 

 

偉人伝を読むと、このときの不幸があったおかげで、未来にこういう幸せがくるのかと、人生を俯瞰する視線が立ち上がるのです。 

 

偉人たちは教えてくれます。 

 

 

難が何も無いと、無難な人生になる。 

 

難が有る人生は、有難い人生となると。

 

 

 

今日は人生最悪で最高の日 1秒で世界を変えるたったひとつの方法』SB Creative

今日は人生最悪で最高の日 1秒で世界を変えるたったひとつの方法

 

 

 

 

 

小林正観さんはこう語る。

 

 

『「幸せを見せてください」と言われた神さまは、まず思いっきり右側に振り子を振ります。 

 

そして私たちが、「もう耐えきれない、ギブアップ」と言うと、神さまはその振り子から手を離します。 

 

振り子は勢いがついて、真ん中を通り越して、大きく左側 (幸せ)に行きます。 

 

そのことに気づいたら、私たちはつらいこと、苦しいこと、大変なことに遭遇したときも、一喜一憂せずに、平静な心でいられるかもしれません。』

 

 

「陰極まって陽に転ずる」

 

という言葉がある。

 

株の用語で「陰の極」というが、相場が下がり続け、これ以上下げようがない状態をいう。

 

その時こそが、絶好の買い場だと言われる。

 

なぜなら、そこからは上がるしかないからだ。

 

 

「運」も同じで、不運の方に目いっぱい振れたとき、振り子の原理で、そこからは「幸運」の方に振れる。

 

不運なときやダメなときに「運がたまっている」状態だ。

 

 

難ある人生は、有難い。

 

 

 

今日は人生最悪で最高の日 1秒で世界を変えるたったひとつの方法

 

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渡部昇一氏の心に響く言葉より…

 

 

 

ロックフェラーといえば金持ちの代名詞になっているような大富豪だが、彼にはモットーがあった。

 

それは、 「うんと稼ぎ、うんと貯め、うんと寄付せよ」 という言葉で表現される。 

 

これが彼の一生を貫いたモットーであったから、ロックフェラーは、月給が二十五円のころから月々キチンと貯金をし、それと同時に毎週二銭ずつ教会に寄付することを忘れなかった。

 

 

彼は一生で五十億円(昭和八年の貨幣価値で)稼ぎ、そのうちの三十億円を寄付し、財産は二十億円ぐらいあったといわれている。

 

貯めたお金よりも寄付をしたお金のほうが多かったのである。 

 

 

彼が石油業を始めて間もなくのころ、ハンティングトンという兄弟の屋根葺き職人が、ロックフェラーの石油タンクの屋根をつくった。

 

そのとき、その代金の支払方法で問題が起こった。

 

ロックフェラーは兄弟に一つの提案をした。 

 

「現金で払ってあげてもいいけれど、それではすぐになくなってしまうから、それだけの 額面の石油会社の株をあげよう」 

 

 

ところが職人の兄弟は、喉から手が出るほど現金が欲しかったから、この申し出を断った。

 

しかし、ロックフェラーは真剣に真面目に兄弟に説いた。 

 

「金は儲けたらすぐ貯めることを考えなきゃ駄目ですよ。いいですか。殖やさなければ減るのが金の性質なんですよ」 

 

 

あまりロックフェラーがしつこくいうので、兄のジョンのほうはとうとう口説き落とされて、渋々株を受け取ることを承知した。

 

だが、弟のハッフは激しい口論ののち、ついに頑張り通して現金を受け取った。 

 

それから二十年が過ぎた。

 

現金を受け取った弟のハッフはいつまでたっても昔のままの屋根職人であったが、兄のジョンはすでに百万長者になっていた。 

 

 

お金とは実に不思議なものである。

 

同じ年に入社した社員に同じように給料をもらっていても、十年、十五年、二十年と時間が経過すると、ある人は家を建てているし、ある人は貯金もなくていつもピーピーしている。

 

結局のところ、ロックフェラーの指摘するように、お金というものは黙って何もしないでいれば減っていくのがその性質のようである。

 

 

殖やそうとしなければ減るものなのである。 

 

このロックフェラーの教えを知ると知らないとでは、その人の人生は大きく姿を変えることになるだろう。

 

貴重な教えとして耳を傾けたいものである。 

 

 

《殖やさなければ減るのが金の性質である》

 

 

■ロックフェラー/アメリカの大富豪。一会社員から身を起こして世界の石油王になる。幼少より信仰に篤く、 公共事業等に多大な貢献をなした。 (1839~1937)

 

 

人生を創る言葉 (ハードカバー)』致知出版社

人生を創る言葉 (ハードカバー)

 

 

 

 

 

 

 

「入(い)るを量(はか)りて出ずるを為(な)す」

 

という言葉がある。

 

 

収入の額を計算して、それに見合った支出を心がける。

 

つまり、収入以上にお金を使ってはダメだということ。

 

 

あたりまえの話だが、どんなにたくさん稼(かせ)いだとしても、それ以上に使ってしまったら、お金はたまらず、借金が増えるばかりだ。

 

これは、個人でも会社でも同じことが言える。

 

 

とかく、我々は、どうしても欲しいものがあったとき、それ以上に稼げばいいと思ってしまう。

 

しかし、それは順序が逆なのだ。

 

 

「殖やさなければ減るのがお金」という言葉を胸に刻みたい。

 

 

 

人生を創る言葉 (ハードカバー)

 

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