今までは宮城県南三陸町での活動がほとんどでしたが、南三陸町での経験をもとにし、あるプロジェクトの準備をさせていただいておりまして、不完全ではありますが実験を開始出来るまでの準備が整いましたのでご案内させていただきます。
なおこのプロジェクトでは、被災地全域での活動として行っていきたいと考えております。
またこのプロジェクトを第一段階とし、本当の意味での復興支援とは何なのかを常に念頭に置き、第二段階、第三段階と新たなプロジェクト考案しておりまして、それらも状況が整い次第、開始させていただく予定です。


第一段階のプロジェクト『アースワン支援物資マッチングプロジェクト』の内容を簡単ではありますが、ご案内させていただきす。

南三陸町にて活動させていただいてる中で、避難所に足の悪いお年寄りの方がいらっしゃいまして、ブログにて車椅子を10台ご提供いただけませんか?と呼びかけさせていただいた所、たくさんの心ある皆様より、40台程の車椅子ご提供いただきました。
避難所で必要だった車椅子は10台でしたので、皆様のせっかくの善意を無駄に出来ないと考え、幸いトラックと多少の燃料の方は確保できておった事もあり、周辺の車椅子を必要とされている方のおられる避難所にお届けしてまわりました。
車椅子の方は、必要とされてる方にお届け出来ましたが、例えば毛布は近隣のどこの避難所に行っても、天井まで届いてしまうのではないかという程に余ってしまっているにもかかわらず、それでもまだ毛布が物資として届いている状態です。
全部の物が有り余っているというのなら、もったいなくはありますが仕方ない事とも言えますが、決してそういう訳ではなく、不足している物資もかなりあるのです。
例えば、食事の際の容器ですが、使い捨て容器を使用しているにも関わらず、使い捨て容器が足りずに、川の水で洗って何度も使用している状況なのです。
その事が原因になり伝染の恐れがあるノロウイルスが蔓延してしまっています。
毛布にしても当然、どなたかの善意でお送りいただいている物です。
せっかくのみなさんの善意が無駄になってしまっているこの状況をなんとか改善できないだろうかと
考え、アースワンでは『支援物資マッチングシステム』の構築を進めてきました。

文字ベースで申し訳ありませんが、『支援物資マッチングシステム』についてご説明させていただきます。

車椅子を例にさせていただきます

どこかの避難所で車椅子が10台必要だとして下さい

避難所の担当者の方から、アースワンのお渡しする専用アクセスコードより
システムにアクセスしていただきます

システム内のフォームより、車椅子が10台足りないという事をご記入いただきます

ご記入された内容は、ただちにweb上の不足物資リストに表示されます

この段階では車椅子が10台不足している旨が表示されています

それを見たアースワンの会員Aさんが5台の車椅子を送ると登録したとします

そうすると10台不足と表示されていた内容が、5台不足と変更になります

そしてBさんが3台、Cさんが2台と登録していき10台に達する事により
車椅子は不足物資リストから消去されます

簡単にご説明させていただくと、このようなシステムとなります。

会員登録いただくのは、送ると登録しておきながら、送られなかった場合は避難所の皆さんにご迷惑をおかけしてしまいますので、ある程度の個人情報を開示していただく為にお願いしております。

様々な問題が想定されますが、時間をあまりかけるわけにいかない事もあり
最初はある程度、簡単なシステムでスタートさせていただく予定をしております。

避難所だけではなく、仮設住宅にお移りになられた後も続行していく考えですので
システムは随時強化していきます。

現在、南三陸町が町全体でこのシステムをご利用下さる事となり、まずは数箇所の避難所にて

実験が開始されます。

通常は各避難所名で記載されますが、今回は南三陸町のご希望で南三陸町本部で取りまとめる形となり

南三陸町 本部 と記載されます。


随時、リストの方に不足物資が記載されていきます。
しかし、ご支援いただける会員さんがいらっしゃらなければ全く意味がない状態になってしまいます。

ぜひとも会員登録の程よろしくお願いいたします。

またぜひお知り合いの方にもお伝えいただけないでしょうか?

今、何がどこの避難所で足りないのかをリアルタイムでご確認いただき

あなたの善意を必要とされてる方々に届けてあげて下さい。

よろしくお願いいたします。


アースワン支援物資マッチングシステム  http://www.earth-1.org/support/login.html


ご質問、ご意見はコメントにではなく

お手数ですが cug@docomo.ne.jp

までよろしくお願いします。