ネット環境のない飼い主さんとペットを繋げるために | 被災地動物情報のブログ

ネット環境のない飼い主さんとペットを繋げるために

※ご本人の許可を得て掲載しています。


数日前、このブログの読者の方から

「動物愛護団体さんの連絡先を転載して

避難所の掲示板に貼ってもいいですか?」

と言うメールを頂きました。


メールを頂いたのは福島県在住の方で

明日には避難しないといけないかも知れないけど、

動物が心配で自分の事に手がつけられない

周りからは変な目で見られてます、と書いてありました^^


「このブログは被災地の方に有効に使って頂くためのものなので」


とお伝えしたところ、

ブログの内容をちらしにしてもわかりやすいように、

またインターネットがなくても動物愛護団体さんと

繋がるようにアレンジしてくださったそうです。


実際に避難所へ足を運んでちらしの啓示をお願いされましたが

避難所に入るにも数々のしばりがあり、

受付の方にも

「20キロ圏内は立ち入り禁止ですよね?」と問われたとか。


やはり避難所の中には避難区域で動物救済が行われていることを

知らない飼い主さんが多いのかも知れません。


中には亡くなっておられたり、

入院されている飼い主さんもおられると思いますが、

実際に掲示板やブログに寄せられる迷子探しの情報より、

現場から届く放浪する動物の数や

保健所に収容される動物の数の方が圧倒的に多いです。


このブログの内容は

避難区域への立ち入りを勧めるものではありません。


ただ敷地の中に居る動物には団体さんであっても

法的に飼い主さんの許可がないと救助ができません。

また放浪した動物の中には、

飼い主さんでないと近寄らない子もいるのです。

そしてたくさんの動物がまだまだ避難区域には生きていること。


中には「もう飼える状況じゃない」

「高齢で動けない」

ペットの捜索そのものを諦めている方もおられるそうです。


動物愛護団体さんが動物救済や、

迷子探しをしてくれることを知らない方、

また一時預かり先や

新しい飼い主さんを探してくれることを

ご存知ない方が意外なほどに多いのです。


コンタクトさえ取れれば、

いくらでも動物を救うチャンスがあることを

飼い主さんに知って頂いて、

動物愛護団体さんや活動家の方に繋ぎ、

可能な限りの動物を救済されることを願います。


ネットや携帯を使えない環境の飼い主さんや

救済のためにまわりのフォローが必要な飼い主さんも

おられると思います。


メールをくださった方は近々

避難所の近くにもちらしを貼っていただけるそうです。


まもなく避難区域は法的に立ち入り禁止区域になるかも知れません。

動物たちが生きてるのに。

生きながら法律に殺されていくのは好かん事です。


地道な作業になりますが、

どなたかこのメールを下さった方のように、

避難所や地元の方に働きかけられる方はおられませんか??



・・・以下、頂いたメールの転載です・・・・



本日、福島市の一番大きな避難所へ行ってまいりました。


取りあえず、一刻も早く一箇所でも情報を流したかったので、
4/4のブログの保護団体一覧をほぼ転載(電話連絡が取りやすそうな団体様をメインに)させて頂き、
多少説明を書き加えて掲示板に貼り付けてきました。


犬猫用品を置いてある建物外に少し張り紙がしてあって、そこに貼ってくれと言われ、
動物を連れていない人も見る場所にもと言ったのですが、だめでした。
受付の方は説明した時、20kmに人は入れないでしょ!?

といった感じでしたので、諦めている飼い主さんもいるかもしれません。


避難所内は腕章がないと入れないようになっていて・・・
時間が遅めだったせいもあるかもしれませんが、

個人や犬連れの方とお話できる状況にはなかったです。

今後も行ける範囲でまわろうと思ってますが、
県外の避難所へ行っている方もいますし、
福島県は広く、避難所数も多いので・・・
避難所近くに住まれている方が

随時情報を流してくれる状況になると良いなと思います。
焦りもあるのですが、地道にやるしかなさそうですね・・・

本日行った所は、

すでに※※※※※さんのペットレスキューの張り紙が貼ってありました!
しかも受付の目の前に!!
さすがと思いました。

ただ、避難区域に入って救助できるという印象ではなく、

ペットの預かり・レスキューといった感じでした。
受付の方は、連絡を取り合っている方もいるようなことを言ってました。

次は、情報が入りにくそうな中心部から離れた

人数の多めの避難所狙いで行ってみようかと思ってます。

取りあえず、ご報告です。
また、何かありましたら、ご助言頂けると幸いですm(__)m