菊炭の咲く里山 里山に生きる伝統ー炭焼き
石川県はその60%が里山と言われています。里山の一部として伝統的に炭焼きが行われてきましたが、燃料革命後その需要が減るとともに炭焼きを行う人の数も激減しました。その為山には人の手が入らず管理されない森が増えて行きました。
大野製炭工場を若くして引き継いだ大野長一郎さんは伝統的な炭焼きと新しビジネスチャンスという二つをふまえ、茶道用の済を量産できるようにクヌギの植林を行っています。
人の手が入る事によって守られてきた持続可能な自然の利用である里山を守る活動の一つとして炭焼きが存続できるよう、大野さんの様な活動はこれからも必要とされます。
このビデオは石川県と国連大学の協力のもと「里山里海の伝統的知識・知恵の伝承ー石川県の炭焼きと揚げ浜式塩田」の一部として製作されました。