失われた文明:2/4 | ONZA★HEAVEN

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失われた文明|インカ・マヤ
2/4
2007年放送:NHKスペシャルより


マヤ文明の特徴として、以下のような点が挙げられる。

* 青銅器や鉄器などの金属器をもたなかった
* 生贄の儀式が盛んであった
* 車輪の原理は、土偶などの遺物に出てくるにもかかわらず、実用化しようと考えていなかった
* 牛や馬などの家畜を飼育しなかった
* とうもろこしの栽培のほかにラモンの木の実などが主食だった
* 焼畑(ミルパ)農法や段々畑・湿地で農業を行った
* 数学を発達させた(二十進法を用い、零の概念を発明した)
* 文字種が4万種に及ぶマヤ文字を使用していた
* 持ち送り式アーチ工法など高度な建築技術を持っていた
* 極めて正確な暦を持っていた(火星や金星の軌道も計算していた)
* 多くの文明は河川の水の恵みにより発展してきたが、マヤ文明はセノーテとよばれる天然の泉により発展した

農業技術については、段々畑で作物をつくり、湿地では、一定の間隔に幅の広い溝を掘り、掘り上げた土を溝の縁に上げその盛り土の部分にカカオなど農作物を植えた。定期的な溝さらえを行うことにより、肥えた水底の土を上げることによって、自然に肥料分の供給をして、栽培される農作物の収量を伸ばすことができた。この湿地利用によく似た農法としてメキシコ中央部にはチナンパという湿地転用農法があるので、その方法を移入した可能性を指摘する研究者もいる。

数字は、点(・)を1、横棒(-)を5として表現したり、独特な象形文字で表現された。


(付記)
2012年人類滅亡説とは、マヤ文明において用いられていた暦の一つ長期暦が、2012年12月21日から12月23日頃に一つの区切りを迎えるとされることから連想された終末論の一つである。

21世紀初頭のオカルト雑誌や予言関連書などで、1999年のノストラダムスの大予言に続く終末論として採り上げられているが、懐疑的な論者はマヤ暦の周期性は人類滅亡を想定したものではないと反論をしている。学術的にもマヤ人の宗教観や未来観を知る上で意味があるとしても、それが現実に対応するものとは考えられていない。

(Wikipediaより転記)