福島 物資届かず国に支援要請
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110316/t10014725111000.html
3月16日 21時33分

 福島第一原子力発電所周辺の屋内待避地域では、放射線への不安から燃料や食糧、医薬品など必要な物資が届かず、住民の生活に支障が出ていることから、福島県の佐藤知事は、菅総理大臣に対策を求めました。

 福島第一原子力発電所で重大な事故が相次ぎ、国は15日、原発周辺の半径20キロから30キロの範囲に屋内待避の指示を出しました。これについて、16日午後、開かれた福島県災害対策本部の会議では、指示が出されている地域やその周辺で、放射線への不安から運送会社の車が引き返してしまうなど、燃料や食糧、医薬品といった必要な物資が届かず、生活に支障が出ている深刻な状況が報告されました。このため佐藤知事は16日午後、菅総理大臣と電話で会談して、状況を改善するために国民の不安を取り除く国の取り組みを求めました。菅総理大臣は「住民に物資が届くことが大切で、しっかりと対応する」と答えたということです。対策本部の会議では、さらに、ほかの県に避難する人が相次いでいることから、受け入れ先の自治体や国などと連携して交通手段の確保や物資の手配に当たり、避難を希望する人を支援していくことを決めました。

 放射能禍…というより、報道禍極まれりって感じです。
 福島第一原発の至近距離に、防御手段を講じずに行けって言われたのであればともかく、安全地帯と定められた地域に行くのを拒否するというのは、どー考えても放射線量の増減だけヒステリックに騒ぎ立てるだけで、その身体への影響をきちんと報じて来なかったせいがあると思うんですよね。
 もっとも、普段から原発や放射性物質についての教育がなされてたとは言い難いので、報道の非ばかりならすのもアンフェアかもしれませんが。
 とはいえ…連日の東電や原子力保安院の会見とか見てますと、最初から隠蔽があると決めつけ、居丈高かつヒステリックに当局者をなじる姿がお茶の間に流れてれば、こうした反応も無理はないかと思うんですよね。

 もちろん、放射線量の増減を報じるなとは言いませんし、出来ればリアルタイムに近い福島第一原発周辺部のデータを随時公開して欲しいとも思ってますけど、その数値の放射線がどれだけの影響を与えるのか、それも併せてうるさいほどに周知徹底させて欲しいものです。
 ちょっとネットを探すだけでも、この程度の解説はいくらでも出てくるんですから。

■放射線の話(抜粋)
http://club.pep.ne.jp/~tsunoda/housyasen.html
温泉の放射線

 ラジウム温泉とかラドン温泉とか耳にしたり、実際に実際に温泉に入った人もいるかもしれません。ラジウム(あの有名なもラドンも放射線を出す物質(放射性物質)で、天然に存在するラジウムを含んだ温泉がラジウム温キューリー夫人が発見した物質)泉で、ラジウムから生まれる気体状のラドンが水の中にとけ込んだ温泉がラドン温泉です。
 ラジウム温泉やラドン温泉には通常の200倍以上の放射線を含んでおり、日本では島根県の池田、山梨県の増富、鳥取県の三朝、兵庫県の有馬などでは40,000倍以上の放射線が含まれています。
 ほかにも、放射線を含んだ温泉は日本各地に多数あり、特に花崗岩のある所には多いようです。放射線を含んだ温泉は人体に悪影響を与えるほど強くはありませんので、安心して温泉を楽しんで下さい。



 今必要なのは正しい情報であり、いたずらな楽観論でも悲観論でもありません。もちろん、あたいがブログがツイッターで貼ってる情報にしても、どーしたってバイアスはかかるので、実際のところどれだけ正しいのかは自分でも不明ですけどね。
 ただ、複数の情報や情報源の背景などを考慮に入れれば、ある程度見えてくる物もあるんじゃないかと思います。
 今次の震災こそ、一人一人のメディアリテラシーが試されてるなぁ…と思わないでもないですがw;


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