小沢氏問題に関する私的見解 | DJ Martの「音楽夜話」

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音楽について…、
いろいろな想いがあって、それを誰かと共有したくて、ボチボチつぶやいて行きます。
僕が何者で、何をしていて、どこに向かっているのか、
この作業を通じて、明らかにしていきたいな、と…。

ボチボチよろしく。

小沢氏問題で、政界が揺れている。
もう長いこと、こんな状況。

しかし、冷静に考えてみると、一体何が問題なのだろう?

まず初めに、小沢氏は一体何の罪に問われているのか?
西松建設のヤミ献金?
世田谷の土地問題?
それ以外の“政治と金”問題?

しかし、ここ数年、検察と記者クラブメディアが懸命にその証拠を探したが、
結局「起訴」につながるものは何も見つからなかった。

「推定無罪」の原則から言えば、ハッキリ“白”と成っている。

石川議員の問題についても、本人も一時は認める供述はしたが、
現在は一貫して「無罪」を主張しており、こちらも“黒”と決まっているわけではない。

ジャーナリストの上杉隆氏を始めとする「自由報道協会(仮)」http://fpaj.exblog.jp/ の調査によれば、
石川議員の秘書に対する検察の“違法捜査”により、一時的に認めたに過ぎないとの事。
http://podcast.tbsradio.jp/kirakira/files/20110208_uesugi_pate.mp3
(来週の月曜日で削除されますので、お早めに聞いてください)

これらは、フロッピー改ざんで話題になった村木元厚生労働省局長の冤罪事件を起こした前田検事の担当した事案なのだ。

どっちを信用するのが、正しいのか。

今回の「小沢氏強制起訴」についても、検察が諦めた事案を、どこの馬の骨ともわからぬ“民間人”たった11人からなる「検察審査会」なる集団が、記者クラブメディアの一方的な報道に感化され、これに踏み切っている。

現在小沢氏は、毎週のように記者会見を開き、情報を提供し続けている。
http://www.ustream.tv/recorded/12587973




日本、やばくね?


更には、小沢氏の立場を擁護する立場にあるはずの民主党現政権は、政局と引き換えに彼を引渡し、自分たちは「処分」というなの切り捨てを行おうとしている。



考えても見て欲しい。

もしこの論理が通ってしまったら、あなたも、あなたも、そこの“あなた”にも、
同じような“冤罪”が降って湧いてこないとも限らないのだ。

何かの拍子に検察に目をつけられ、無理やり“罪人”に仕立て上げられたとしたら、
投獄され、
社会的制裁(バッシング)を受け、
自分だけではなく、自分の家族や同僚にも、多大な迷惑をかけ、
会社や仕事先からは見放され、
社会的に抹殺されるのだ。



僕は、とても怖い。


検察が数年を要して調べ上げ、何らかの証拠が無くても、
記者クラブメディアが「あいつが悪い」と言えば、
「検察審査会」が何の証拠もなく「黒」と決めつけ、強制起訴。


これは、“法治国家”ではない。


北朝鮮のような“恐怖政治”国家と、何ら代わりがないではないか?



これはあくまで“私見”ですので、誰かを啓蒙しようとか、
政府を転覆させようとかいう、大それた意図はない。

しかし、今この状況を正確に把握し、個人としてキチンとした対応をしないと、
いつ何刻、自分に降り掛かってこないとも限らない、恐ろしい話なのだ。


全ては、“次の一票”に委ねられている事を、分かってほしい。