「ターゲット」よりコアな「ペルソナ」 | 発想の方程式〜知恵が価値を生む時代

「ターゲット」よりコアな「ペルソナ」

ペルソナ、という言葉をご存知でしょうか。
以下は、「大日本印刷がネットを活用したペルソナ作成サービスを提供」を開始したという記事の抜粋です。

作成コストは従来の半額以下

「尾花さんは、東京都内に両親と住む26歳の独身女性である。ソフトウエア開発会社にプログラマーとして務めており、年収は400万円。好きなことができる時間、ゆとりのある時間を作りたいと思っている」——。

 大日本印刷が手がけた架空の顧客像「ペルソナ」についての表記の一部である。ターゲットとして意識する消費者の性格や日常をより具体的に想像したり、プロジェクトの関係者全員で顧客像を共有したりする目的で用いられるのがペルソナだ。新商品の開発やサービスの改善、販促策の考案などの際に作成されることが多い。冒頭の「尾花さん」はモバイルパソコン購入者のペルソナである。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/JIREI/20100121/343645/ より)

従来のペルソナがプロファイルシートや購買行動シートから制作されていたのに対し、同社のペルソナは独自のデータベースを活用して、システム化した方法で制作するもののようです。

ヤマサ醤油のペルソナ「本田智子」の例でも分かるように
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/JIREI/20090817/335637/
ターゲットが比較的ざっくりしたののであるのに対し
ペルソナは年収や住まい、趣味、行動半径などかなり細かくイメージするのが特徴だと言えます。

その「よく知っている人」は、自分で作り込むのだから知っていて当然なのですが
それでもやはり「よく知っている人のことなら、販促はしやすい」。

あなたの商品を喜んで買ってくれるペルソナは、どんな人ですか?
イメージが具体的であればあるほど、ペルソナに近づきます。

そして、ペルソナを考えたら
そのペルソナをどう使うか、を次に考えましょう。