大震災から10日間経ちました。
この間、隙間なくぎっしりと詰まってた

スケジュールは次々とキャンセルになり、

代わりに刻一刻と変わる状況に目を凝らし、

会社としての対応に追われることになりました。

それでも普段の生活の目の回る忙しさとは
比較にならないほどで、時間をもて余しました。
会社に出社した社員にも早めの帰宅を促し、

私自身も早めに帰宅し、この3連休も家の中に
引きこもりました。

渋谷や六本木の繁華街では人影が少なく、

お店はガラガラだったり閉店していたりします。
節電のために薄暗い部屋にいて、

ネオンを消した暗い街を眺めていると、

嫌が否にも景気悪化が心配になります。

最近の日本経済は、ようやく「ついに失われた
20年からの脱却」というような論調も出始め、
明るさを取り戻した矢先でした。

震災の日から経済活動が落ち込んでいるのは

明らかですが、長引かせれば、更なる惨事を

引き起こすことになります。
経済対策も後手に回ればドミノ倒しのような
負の連鎖が待ち受けています。そのための

不安材料なら今の日本には目白押しです。
リーマンショックから2年半、時計を逆戻りさせない

ためには、今が食い止めるべき時です。

我々にできることは何か、我々はビジネスマンです。
日本経済をとめないために、

自分達が率先して経済を引っ張っていく
気構えが必要だと思います。

経済活動を自粛し、自宅に引きこもっていても

無力さを痛感するばかりです。

一所懸命仕事し、日本社会を元気付けていく
ことこそ我々ができる一番大きな社会貢献だと
思います。


先週金曜、3月18日にサイバーエージェントは

創業13周年を迎えました。

社員の大半が20代と30代という若さで、

インターネットという希望の持てる産業で、
脂と気合が乗った13周年を迎えられたことは

本当に幸せなことだと思います。

福島原発はまだ予断を許さない状況であり、
計画停電も続き、通勤時間には配慮が必要で、
当然節電にも協力しますが、

明日からは通常営業に戻していきます。


サイバーエージェントのmaximsの最後 に書かれた言葉、

「若い力とインターネットで日本を元気に」


我々が日本社会を元気付けるつもりで働こう!