プチ、腹が立っているニュース。また地雷踏むのかも。 | 清水国明オフィシャルブログ「清水国明のブログ」 Powered by Ameba

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瀬戸内海のど真ん中
岩国と松山の中間あたりに無人島「ありが島」があります。
清水国明が日本一わくわくする無人島キャンプ場を造りました。
これまでの集大成、これからの希望です。
どうぞ遊びに来てください。
http://arigatou.p-kit.com/

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次は18日のバスで気仙沼へ行きます。


支援物資がまだ届いていないというSOSをキャッチしました。


私たちは、総力を挙げて、個人と個人のネットワークを広げています。


行政や国の発表だけに頼らずに、もっと細かく、ダイレクトに

つながるネットワークです。


ボランティアさんは、運んでゆく支援物資に個人の携帯アドレスを載せた

手書きのメッセージを貼り付けています。


郵便はがきも現地で配っています。


限られた時間なので、避難所を歩きまわって、できるだけ多くの人と話し、

相談に乗り、取り組みを説明させてもらっています。


現地で頑張っているNPO仲間とも頻繁に連絡して、いま必要な支援、

そして避難したい子どもたち、家族の情報を集めています。


そして、ボランティアさんの携帯や、はがきで入ってきた情報をもとに

できるだけすばやく行動するようにしています。



TVのニュースで、被災者受け入れ施設として申請し、待っているのに

誰もやってこない、と困惑している人たちのことを取り上げていました。


待っているだけではだめだと思います。

システムが壊れてしまっている国や行政の連絡網だけでは、

困っている被災者の人たちのもとに届きません。


届いたとしても、情報が少なすぎるのです。


私たちと連携して、送迎のバス便で一緒に迎えに行こうという人たち

はいないのでしょうかね。


私たちは、もっともっと多くのバス便を出して、多くの被災者の

人たちをお迎えしたいと思っているのです。



正直に言います。

送迎と受け入れにかかるもろもろの費用は、結構かかります。

皆さんからの活動支援金によって、まだ何とか運営できていますが、


この先どこまで続けられるかを考えると、

ちょっと心細い。です。


きのう。

県の方で受け入れに関する助成金の決定があったとのことです。


私たちははじめから、自力でできる限りのことをやろうと

立ち上がったNPOですから、そんなに当てにしてはいなかったのですが、


震災後しばらくして、周辺の旅館には一律で5千円が支払われ、

我々の施設はキャンプ場レベルなのでその半分くらいは・・・


なんて話が町から聞こえてきていました。


施設の豪華さだけでなく、人的な受け入れ態勢も評価すべきだろが、

と思いましたが、いずれにしても、


経費の助成があるとしたら、運営が助かるなぁー、もっと多くの子どもたちを、

もっともっと長い間うけいれることができるなー、


と淡い期待を抱いてしまいました。


ところが、きのうの発表だと、これからの受け入れだけを助成するのですと。


震災後、これまでが大変だったのだろが、とプチ切れまして、

もういい、そんな助成金を期待した私がばかだった、自分たちだけで

何とかするわいと、決めました。


でもやっぱり腹は立つので、発表の真偽を確かめてから、

これから取材や発表のチャンスがあれば、


国や県や町が、被災者を受け入れると言ってるけれど、

実際の受け入れ実績や、現実やっていることは

この程度じゃないですか、と言ってやります。


あぁ、また地雷を踏んでしまいそうな・・・・。