・私は原発には賛成の立場です。理由は産まれたとき既に存在し簡単になくせないからです。
・今回の事故が例え炉心溶融に達したとしてもチェルノブイリ型にはならないと
予想しています。よって半径20kmを越える避難は必要ないと思っています。
今後どういう転機を辿ろうと、「100km」は越えないと信じています。
・ですが、パニックを防ぐことを優先し、根拠無く「安全」とか「安心」とか
吹聴するのも問題だと考えます。現に20km避難は1日遅れました。
定量的にこれらの根拠をまとめるつもりですが、
福島第一原発1号機の事故に関する最大のニュースが飛び込んできました。
その意味だけをメモっておきます。明日は計画停電でブログが書けないと思いますので、
1号機バルブを開ける作業にあたった作業者被曝が
「年間許容値の2倍にみるみる上昇」(NHK)。
というものです。
放射線従事者の年間許容値は50mSv/年なので、
おそらく2~3分で100mSvに達した?とすると、
炉心付近はバルブを開けた際1000mSv/h程度だった?
可能性があるという事を示しています。
これは原発の処理や冷却作業に甚大な支障をきたすのに
十分な甚大な被曝量です。
モニタリングポストは通常は外界への放射線漏洩などを知る指標ですが、
今は「中で起こっていることを知るための手がかり」としての意味合いの
方が遥かに重要です。
すなわち、
・「モニタリングポストの値が低いので健康上問題ない」だとか
・「100mSvでも実際には健康被害はでないだろう、、」
などという的外れな議論は専門家であるならば慎むべきと考えます。
ーーー20km圏内は退避、それより以遠では特に危険は無いーーー
という、現状考え得る最も適切なアナウンスのみを行うべきと考えます。
(私や私の家族、友人もこの指針に従って行動しています)
以上とりいそぎ
study2007
ーーーーーーーーーーーーーーー以下は単なる書きかけのメモーーーーーーーーーー
http://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/date/plant/press-j.html
原子力発電所は原子炉内で高い圧力で水を沸騰させ、高温高圧の蒸気でタービンを効率良く回し、発電しています。
原子炉は、一定の圧力になるよう運転しています。
※起動・停止時等は、圧力は変動します。
<原子炉の圧力>
・1号機 6.91MPa 以下
・2~6号機 7.03MPa 以下
MPa(メガパスカル=0.1気圧)は、国際的に使用されている圧力の単位です。
原子炉内の水は、高い圧力のもとで沸騰することにより、高温高圧の水蒸気になります。
原子炉の水温は、約280℃で運転しています。
※起動・停止時等は、水温は変動します。
原子炉の水には、水蒸気になってタービンを回して発電するほかに、原子炉内の燃料を冷やす役割があります。
このため、燃料が露出しないよう、水面から燃料頂部までの水の深さは約5mほどあります。
原子炉水位は、一定の設定値に対し、水位の振れ幅を考慮した範囲になるよう運転しています。
※起動・停止時等は、水位は変動します。
<水位の振れ幅を考慮した下限値・上限値>
・1号機 430mm~1120mm
・2~5号機 1002mm~1309mm
・6号機 800mm~1029mm
モニタリングポスト
12日16:00頃から非表示
この状態でいつまで冷やせばいいのか?
福島第一原発の燃料残量や反応(運転)時間の履歴によりますが、
おおよその原子炉の「余熱」の推移が米国原子力委員会の古い報告
にあります。これをみると最も危なかった24時間はすでに過ぎました。
ただし半減期の長い中間生成物などもあるため、
定格(通常)運転の0.1%程度の発熱に落ちるのは「1ヶ月程度」かかる様です。
0.1%程度以下になれば大丈夫かどうか?を現在把握するのは誰にも不可能ですが、
すくなくとも24時間を経過しても「ちょっと水位が怪しくなると溶融するかも?」
という状態ですので、この1ヶ月は「余談を許さない期間」と想像します。
・今回の事故が例え炉心溶融に達したとしてもチェルノブイリ型にはならないと
予想しています。よって半径20kmを越える避難は必要ないと思っています。
今後どういう転機を辿ろうと、「100km」は越えないと信じています。
・ですが、パニックを防ぐことを優先し、根拠無く「安全」とか「安心」とか
吹聴するのも問題だと考えます。現に20km避難は1日遅れました。
定量的にこれらの根拠をまとめるつもりですが、
福島第一原発1号機の事故に関する最大のニュースが飛び込んできました。
その意味だけをメモっておきます。明日は計画停電でブログが書けないと思いますので、
1号機バルブを開ける作業にあたった作業者被曝が
「年間許容値の2倍にみるみる上昇」(NHK)。
というものです。
放射線従事者の年間許容値は50mSv/年なので、
おそらく2~3分で100mSvに達した?とすると、
炉心付近はバルブを開けた際1000mSv/h程度だった?
可能性があるという事を示しています。
これは原発の処理や冷却作業に甚大な支障をきたすのに
十分な甚大な被曝量です。
モニタリングポストは通常は外界への放射線漏洩などを知る指標ですが、
今は「中で起こっていることを知るための手がかり」としての意味合いの
方が遥かに重要です。
すなわち、
・「モニタリングポストの値が低いので健康上問題ない」だとか
・「100mSvでも実際には健康被害はでないだろう、、」
などという的外れな議論は専門家であるならば慎むべきと考えます。
ーーー20km圏内は退避、それより以遠では特に危険は無いーーー
という、現状考え得る最も適切なアナウンスのみを行うべきと考えます。
(私や私の家族、友人もこの指針に従って行動しています)
以上とりいそぎ
study2007
ーーーーーーーーーーーーーーー以下は単なる書きかけのメモーーーーーーーーーー
http://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/date/plant/press-j.html
原子力発電所は原子炉内で高い圧力で水を沸騰させ、高温高圧の蒸気でタービンを効率良く回し、発電しています。
原子炉は、一定の圧力になるよう運転しています。
※起動・停止時等は、圧力は変動します。
<原子炉の圧力>
・1号機 6.91MPa 以下
・2~6号機 7.03MPa 以下
MPa(メガパスカル=0.1気圧)は、国際的に使用されている圧力の単位です。
原子炉内の水は、高い圧力のもとで沸騰することにより、高温高圧の水蒸気になります。
原子炉の水温は、約280℃で運転しています。
※起動・停止時等は、水温は変動します。
原子炉の水には、水蒸気になってタービンを回して発電するほかに、原子炉内の燃料を冷やす役割があります。
このため、燃料が露出しないよう、水面から燃料頂部までの水の深さは約5mほどあります。
原子炉水位は、一定の設定値に対し、水位の振れ幅を考慮した範囲になるよう運転しています。
※起動・停止時等は、水位は変動します。
<水位の振れ幅を考慮した下限値・上限値>
・1号機 430mm~1120mm
・2~5号機 1002mm~1309mm
・6号機 800mm~1029mm
モニタリングポスト
12日16:00頃から非表示
この状態でいつまで冷やせばいいのか?
福島第一原発の燃料残量や反応(運転)時間の履歴によりますが、
おおよその原子炉の「余熱」の推移が米国原子力委員会の古い報告
にあります。これをみると最も危なかった24時間はすでに過ぎました。
ただし半減期の長い中間生成物などもあるため、
定格(通常)運転の0.1%程度の発熱に落ちるのは「1ヶ月程度」かかる様です。
0.1%程度以下になれば大丈夫かどうか?を現在把握するのは誰にも不可能ですが、
すくなくとも24時間を経過しても「ちょっと水位が怪しくなると溶融するかも?」
という状態ですので、この1ヶ月は「余談を許さない期間」と想像します。