昨夜は、地震の悲惨な現状を見るのが辛くなりTVを消して、ラジオを聴いていました。



ラジオは良いですね。
もちろん地震の速報も入って来ますが(昨日も結構揺れましたね)、
聴こえてくるのは優しい言葉、励ましの言葉、希望の言葉、そして音楽。



ここ数日、正直私は滅入っていたのです。
無事だった私がめげてどうする、と思いながらも、
詞を書くのも集中出来ず、音楽のことを考える余裕のある自分に何故か罪悪感を抱いていました。
でも、やはりそれは違うな、とラジオを聴いて思いました。



今はまさに、異常事態、でしょう。
しかし日本全体が“普通の日常”を取り戻し、
またそれぞれの日常での悲しみや寂しさに出逢った時、
光となるような音楽が、少しでも多くこの国を包んでいてほしい。



その音楽のひとつが私の作った音楽だったら、
私が生きる為の音楽が誰かの生きる為の音楽になったら、どれほど素敵なんだろう。



音楽は、固定・停止しません。
今 鳴らした音は今だけじゃなくて、何年後か、何十年後かの未来にだって鳴るはずです。
そう考えると、希望と呼べるような感情が湧いて来ました。



過去を赦す。今を救う。未来を信じる。その為の音がまた、この国に溢れますように。