地震についてコメントすること | フィフィ オフィシャルブログ「All about FIFI」by Ameba

地震についてコメントすること

ふだんは自分の仕事に影響するのを恐れて政治や社会的な意見を控えるのに、中には地震に関して、この場に及んでその善意をブログやツイッターにコメントする芸能人もいて。でもそれは日本中の誰もが感じている感情で、あえて公表するほどのこと?自分の影響力を自負していて、その上で何か役に立ちたいと思うなら露骨な善意をアピールするよりも直接被災者の力になるようなこと考えてはみては?と思うのだけど。
私は自分がいまこうして安全な場所にいる以上、必死に頑張っている被災者にたやすくコメントで励ますなんてとうていできない。インフラが停止している被災地にとってはそれ以上に必要としている物があるでしょ。むしろそれは、被災者じゃない人へのアピールだけに終わってしまう。頑張って援助してる人の多くはメディアを使ってアピールなんてしないのね、アピールする為の援助であって欲しくはない。
直接的な救援に繋がる募金やボランティアの活動を考えていくことは大事だし、影響力がある芸能人なら率先してそれを働きかけてくれるのも有難い。
私は少なからずメディアに携わっている一人として、今回の地震報道で、報道のあり方と今後の課題を考える必要性を感じた。今もテレビを見ていてどことなく他人事のように、しかも大きな地震を体験談のように語る出演者やドラマチックな演出で被災地の様子を伝える番組に違和感を感じている。いまもなお、安否のわからない被災者がいる中でこのような情報提供が適切なのだろうか?メディアを作る人間以上に日本国民が賢くてよかった。
それぞれが自分なりに何に特化していてどんな力が支援になるのかを考えて多方面から動ごいているように思う。しかもそれはどこかエキサイトしているメディアを尻目に、とても冷静に、かつその姿勢は地震報道の熱が冷めても続けられるだろう。

今回の地震で亡くなられた多くの方々のご冥福をお祈します。