中東情勢混乱による原油高騰、主要国の見方ー中国  | マーケットの今を掴め!FX・CFD東岳ライブ情報

中東情勢混乱による原油高騰、主要国の見方ー中国 

 中東情勢による原油高騰は自動車大国の中国にも直撃している。


 中国自動車工業協会のデータによると、2010年中国の自動車生産台数と販売台数はいずれも1800万台を突

破し、世界一となった。ガソリンへの需要も一層拡大した。しかし、中国でガソリンの販売価格を国が統一管理し

ているので、急激な市場の変動には対応し難い。より柔軟に対応できる制度改革の議論は行っているが、予想

外の原油高騰やインフレのため難航している。


 マクロ経済政策を統括する国家発展改革委員会は石油製品の値上げに慎重の態度をとっていた。中東情勢

の混迷による原油高がインフレを加速し、社会不安の増大に結びつきかねないことに、当局が警戒を強めている

ことを示した形だ。中国の1月の消費者物価指数は前年同月比で4・9%上昇。なかでも食品価格が同10・3%

上昇するなど、インフレが庶民生活を強く圧迫し、経済格差の拡大への不満も膨らんでいる。



Robin


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