避難所が早急に必要としてる物資は流動的にかわってます。
地震直後にまず必要だった物は水/食料を中心とした、
生きるために必要最低限な物でしたが、
そこは現時点では国が大なり小なり対応してると感じました(あくまでも最低限)。
けど、小さな町、町が丸ごと無くなったようなところでは、
まだまだ最低限以下の状態(オニギリや水すら分け合う状況)。
ほんとヒドい状況だったけど、ここは人が一番必要な部分なので、
これから食料配給事情は日に日に改善されていくような気がします。
これだけ広範囲にわたる大災害/大被害なので、
今は国/各自治体の動きにも今は限界があると思うんだけど、
今はほんとにほんとの最低限なものはなんとか行き渡りはじめた様子でした。
(場所によっては一日に水1本とパンかオニギリ1つずつとかそんなレベルだけど)
行ってみて思ったのは、
宮古などの大きな町では比較的物流も復活して来てるので、
配給状況もまだ良い方だと思ったけど(あくまでも最低限かそれ以下の話ね)、
意外だったのは、必要物資は避難所に届くので、
在宅避難の方々もさらなる困難な状況にいるってこと。
(物資支給がままならない。店がないので物が買えない。買いに行こうにも車も燃料もない。)
もちろん壊滅状態にある町の避難所には、最低限の物以外なにもありませんでした。
そして体育館、集会場、学校、保育園etc.さまざまな避難所は
大人数が収容できるようなところだから、十分に暖房は(あったとしても)暖まらないし、
底冷えがして、家のような暖かさはまったくなく寒いです。
数件の避難所に上がらせてもらったんだけど、すぐに足が冷えてほんと震え上がる感じでした。
今回おれが直接現地に行って一番聞いた声は、
今の段階で必要になものは「衣類、下着類」って声がダントツ多かったです。
被災者の方々は着の身着のまま避難したので、
衣服/下着は汚れ、そろそろ限界なのだと思います。
衣類は一番全国から集まりやすい物資でもあると思うし、
こちらの方も国の対応が少しずつ状況は変わって行くと思います。
しかし、みんなも普段生活してて下着や服などいくらあっても困らないように、
洗濯もままならない避難所の状況では、いずれ国から配給されるであろう、
ほんのわずか下着、衣類ではもちろん足りるわけはないと思います(特に女性)。
(けど、衣類をむやみに送りつけるのは邪魔以外の何ものでもない思う。)
お年寄りと話せばお年寄りの方々なりに必要な物が。
若い子と話せば若いなりに広い意見が。
子供と話せば子供の意見。
お母さんと話せばお母さんなりの意見が、様々にありました。
生活を丸ごとなくした被災者の方々に、
俺たちがしてあげれることには金銭的にも物理的にも限りがあります。
避難所に行くということは、
家族、親族、友人、同級生、同僚をつい先日亡くした人達の集団の中に入って行くということ。
実際、俺のように髪を赤く染め、真っ黒い格好した男が、
突然いなか町に現れるわけですから、当然「何しに来たんだ」って目で見られることも多いです。
しかし、俺たちは今なるべく効果的に多くの人に届けられる物資と方法考え、
次回もそれを実行します。おやつをそっと置いてくるだけでも良いんです。
いずれ宅配便など個人への物流も復活すれば、
俺たちが直接行くより、いくつかの避難所の方々と直接コンタクトが出来る分、
その移動経費分までも物資に変えて郵送するのがより効果的だと思います。
だから、この行動はその日が来るまで続けます。
絶望的な壊滅状態の町で、
「私たちは見捨てられたのではないか」と絶望しかけている方々の前で、
ありとあらゆるジャンル分けや境は必要ない。
今、俺たちに出来るベストな行動を模索し、実行に移します。
皆さんの御協力が必要です。
宜しくお願い致します。
KO