事は急を要する。
あらゆる洗脳ビジネスは形を変え、アセンションに関心を持つ全ての人々を呑み込むよう網を仕掛けられている。
昨日コンサートの帰り、私は一緒に行った人と別れ一人で本屋に向かった。

アセンションだのの精神世界のコーナーを覗くためだ。
滅多に買う事は無いし、買う事が会ってもそれは私の場合『敵の手口』を研究するためが殆どだ。
昔はやはり本の中に様々な手法があって人を幸福にする何かがそこにはあるのだろうか?と思ったが、もう本屋の精神世界コーナーは魑魅魍魎の盛り場と大差はない。

だが昨日は特別だった。
人々の判断の材料として紹介したい一冊の本を見つけ、なんとお財布からお金を出した(笑)
『地球を救う愛のスイッチ」ペガサス著。
それはペガサスと言う人物の著作物だ。
(ん?ペガサス?あのペガサスさん?)
著者の写真があって、まさしく彼女は私の知る(間接的にね)ペガサスさんだった。
彼女はある人物と知り合い、翻訳を依頼され、それこそが自分の人生の使命であるように喜び、それに全身全霊で打ち込みたいと、意気込んでいた当時のmixiの日記を私は読んでいたのだ。

彼女にある原稿の翻訳を依頼したのはスティーヴと言う日本人(笑 どっかのアセンション団体みたいにまた外人名の日本人)
彼は海外に頻繁に赴く仕事を持ってるらしく、また日本人としてはまれな事に海外在住の宇宙人達の会議?と接触する、あるいはメンバーの一人だった。
語学力の無い私は彼がmixiに書く宇宙人会議の報告日記を興味深く、無論半信半疑以下のテンションで楽しんでいた。
こう言う日記が楽しいのはウソッぽい夢のような部分と、スゴい、この人なんでこんな事知ってるんだろう?と言う驚嘆のミックスで、実際彼の宇宙情報は他では中々得られないものだった。

ある日彼の更新はいつもとは少し違っていた。
地球にやって来ている全ての人類は宇宙人の前世を持っており、その人の日記を読むだけで私はその人の宇宙人タイプがわかる、と言うものだった。
鑑定料5000円(笑)
ちなみに私が<鑑定と称するものでお金を払ったのはまだこの一回きりだ。

しかし、こんな面白い鑑定は他には無い。仕事を持ってる忙しい彼の時間を割くのだから、お金を払うのは良しとして、宇宙マニアの私はワクワク鑑定してもらったのだ。
結果は、『キノコさんは(当時は違う名前です)宇宙の大戦で重要な戦力の戦士でした。うんぬんかんぬん。あなたは○○星系の○○型○○宇宙人です。』そんな文章がこの20倍くらいのボリュームで書かれていた。パソコンにも私の脳にも正確な記録が保存されてないのが残念だ。

ここに含まれる○○が肝心だ。私はペガサスさんと同じタイプだったのだ。
元よりスティーヴ氏のmixiに煩雑に現れる自己主張の強い彼女の存在は目立っていたけれど、同じ宇宙人と言う事で(笑)私は彼女のそんなに多くは無いカナダでの生活の日記に一通り目を通した。

で、気になる○○の中身だが私が覚えているのは、彼女と私の前世は『昆虫型宇宙人』と言う事だ。
この地球上に存在するあらゆる生命のDNAを持った宇宙人が、宇宙には存在する。昆虫型でも人類よりも高度な知能を持った宇宙人は存在するのだ。そして私はこの鑑定に不服は無かった。何故なら、自分が昆虫型で高度な文明を持った虫の社会で生活そして出産する夢を見たことがあるからだ。
とは言っても、他の文明、他の世界もたくさん見て来たので、見たもの全てが自分の前世かは別として、虫だけだったとは思いがたいのだが。

無論ペガサスさんも納得していた。昆虫型宇宙人の前世を持つ宇宙人は黒い服とメタリックなアイテムを好む、と言うスティーヴ氏の言葉に彼女は深い感銘を現し、「私は実際そんな服装が多くてメタルがとても似合うと言われる」と言うことを彼の日記にコメントしていた。

そしてどうだろう。
数年後、海外にいた彼女は日本に帰って来て本を出した。私は例のスティーヴ氏の原稿を翻訳したのだな、と思って買ったのだが内容は全く異なっていた。
それは主に彼女のチャネリング本となっていた(しかも処女作ではなく二作目だったw)
驚く事に彼女は、昆虫型宇宙人うんぬんはおくびにも書かず、なんと鳥形宇宙人(カレス・アビアンと名乗る)の司令官、ボス、頭領としての前世を持つ人物として生まれ変わっていた。

鳥さんは彼女に指令を出し、洋服をその殆ど(本当に文字通り殆ど)買い替えさせ、ネイリングを勧め、イメージとしては金色のふわふわ、な前世ブライアンに近いものと改造したのだった。
彼女は素直に貯金を崩し自らのイメージを作り替えて行ったと語っている。
彼女の目的はパートナー探し!(おおっと。どこかで聞いた気がします。)
そして世界中を、彼女の言葉で救うために世界中をパートナーと回るらしい。

その名もプロジェクト・ペガサス。ここリンクね。

本の出版とDVDの出版とセミナーのプロジェクトだ。
またこのプロジェクトに参加する人物を大々的に募集中だ。

うがった見方をするならば、前世は昆虫型宇宙人です、なんて女性に受けが非常に悪い。黒にメタルな服装で生きて来たけど、それで世界を救います発言してもイメージが悪過ぎる。それよりもふわふわの金色の美しい鳥さん、しかも鳥は羽がある。ここから天使とか鳳凰へと進化発展させて人類を見守って来た存在として、ここでもやはり救世主発言した方がビジネスとして膨らむ。

彼女に仕事を依頼したスティーヴはmixiから見つける事は出来なくなった。今でも活動されてるかもしれないけれど今の所私は所在がわからない(そんなに熱心に探してないです。必要を感じたら探しますが、誰かご存知の型が教えて下さると助かります。)しかし彼女の背後には私はスティーヴを感じる。

本作の中で何の後ろ盾も無くカレス・アビアンのメッセージだけで自分は動いて来たと語る彼女だが、彼女は間違いなく数年はスティーブとコンタクトを取っていた。そしてスティーブの活動内容は私の見た所では、宇宙会議、宇宙意識との交流、これらは人類を洗脳するあの有名な闇の組織の洗脳プロジェクトの一環だと思うのだ。

彼女は選ばれ、それまでの人生を拭うように輝かしく塗り替えられ、そしてまず、アセンションムードの高まる日本でビジネスをする。ミロスがダメでもペガサスがある、って感じで。
ロスコと言い、ペガサスと言い、海外に長期暮らし、そして帰国後出版、セミナー展開の教祖候補の活動はフォーマットがあるようにワンパターンだ。

そして私の知らない所でもあらゆる人を網の目からこぼさないように様々なニューキャラが急ピッチで作られているのだろう。


ちなみに私は黒い服もメタルもワードローブにほんの少しアクセント程度にある品のみで、基本黒い服は買いません。白い犬とか白い猫を飼ってるから(笑)

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