「美味しい社会貢献」プロジェクトのブログ

本日ご紹介するのは、茨城県で活動する「社会福祉法人修倫福祉会 」の運営する・しずかの創造苑　で取り組む「揚げもち（１袋：370円）」です。

しずかの創造苑では、施設の設立当初から周りの田んぼ（施設の土地）を使って餅米を栽培していました。収穫された餅米は、赤飯や餅をつくるなどしてバザー等の会場で自主製品として販売活動をおこなっていたが、これら商品は日持ちがしないため、その場でしか販売することができず、これら課題を克服する商品として「揚げ餅」が出来上がったのです。

米どころの地域なので、米をつかった料理として「揚げもち」は各家庭で当たり前に作られているということで、2008年の夏には毎日新聞に「福祉施設で作っている美味しいモノ」という企画で紹介され、全国から注文が殺到して、一時は電話回線がパンクするほどの騒ぎになったのだという人気ぶりの、「揚げもち」なのです。

美味しい揚げ餅をつくるためには、出来上がった餅を小さくカットした後、よくよく乾燥させている。この工程が非常に大切で、餅に含まれる水分を完全に飛ばさないと、揚げたときに固い芯ができてしまう。

しずかの創造苑では、この乾燥工程を一ヶ月かけて陰干しを繰り返し、その後も冷蔵庫で二ヶ月保管しながら乾燥させている。
そして、揚げ方にも研究の結果、フライヤー設備でなく、鍋で揚げる方法を取っている。

味付けは､シンプルに醤油のみ。（隠し味に一味唐辛子を少量加えている）