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東日本巨大地震に寄せて。 本編 地震の瞬間のホロスコープチャート①

ようやくここまで辿り着きました(笑)

実はチャートを開いて2日目、つまり3/15にはこの六芒星をチャートの中に見い出していたのですが、六芒星を追いかけていくうちに、時空間を超えた色々な結びつきが見えてきて、他方ですぐに情報として開示していきたいことを優先に記事を書き進めてきていたので、やっと、今日ここで「本題」に突入、といった心境です(笑)

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<チャート 1>

$wakaleido-scope by hippy "m" 若夏-20110311_earthquakejapanaspects


さて、上のチャートもここまでの連載で取り上げてきた『現代日本象徴チャート』、外枠に手書きで書き込んであるのが、2011年3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震の瞬間の、天界の星の配置です。

チャートの中に、ここまでの連載で掲載してきたものより、ごちゃごちゃと沢山の線が書き込まれていますが、これが本来の姿。東日本大震災が起こった瞬間の天界の星々と、現代日本象徴チャート上の星々を、西洋占星術で使われる「アスペクト」の定義に沿って、繋いでいった線たちです。

実は、この中に六芒星が隠されているのです!

が、その六芒星を明らかにする前に、この後、更にホロスコープチャートを展開していくためにも、わたしの星の捉え方をご理解頂いておくことが必要ではないかと感じていますので、ここで一旦、ホロスコープチャートから離れたお話をしたいと思います。

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ここまでの連載では、このチャートに書き込まれた沢山のアスペクト(星と星が形成する角度=そこから生じるエネルギーをリーディングしていく)を、分かり易いように少しずつ取り出して、その中でも特徴的なものを個別にリーディングしてきました。

ここまで取り上げてきたアスペクトは、この沢山のアスペクトの中でも比較的「厳しい」とされる、所謂「ハードアスペクト」がメインでした。これはわたしの独断で意識的にそうしてきたのですが、「ハードアスペクト」=「厳しい」「大変」「怖い」という伝統的な解釈に乗っ取った解釈を、少しでも前向きな捉え方に置き換えていく必要があると常々、考えていたからです。

わたしが「占星術師」と名乗らずに「星術師」と名乗っているのは、星から占った結果よりもむしろ、そこから先、星をどう活用していくのかを模索することをメインテーマにしているからです。星を活用していくということは、占いの結果を超えて、自らの力で「運」を創り出していく作業です。

星を活用していくためには、まず星のエネルギーを受け入れていく必要があります。「ハード」だろうが「ソフト」であろうが、その時々の天界に広がる星々の影響を受け入れるということは、つまり、宇宙の一員として、地球の上で、天界の星々のリズムを受け入れるということ。宇宙の流れに乗る、ということになります。

その時に「ソフト」は受け入れるけど「ハード」は辛いから受け入れたくない、と拒絶をすることは、宇宙の流れに背くことになるのではないか、というのがわたしの考えです。

「この世界には全て必要なものが揃っている」、反対に「宇宙にとって必要のないものは現実世界に起こらない」というスピリチュアル界の法則に沿って捉えるならば、「ソフト」でも「ハード」でも、宇宙の流れの中では、その時必要だから「起こる」ということになります。

であるなら「ソフト」なエネルギーだけではなく、「ハード」なエネルギーも正面から受け止め、それを活用していくことが、前に進み続けることに繋がることではないかと、わたしは考えています。

その時に、「ハード」なエネルギーを「厳しい」「辛い」「苦しい」と解釈していくのは「恐れ」からの選択になります。「恐れ」からの選択は、「恐れ」を前提とした結果を招き寄せていきます。この世界には「照応の法則」(=「鏡の法則」)が働いているからです。

さらに、スピリチュアル界では、わたし達の生きるこの世界は「二元性」の世界であると解釈されています。「陰/陽」「マイナス/プラス」「闇/光」「女性性/男性性」「受容/発信」といった、様々な二極のエネルギーから成り立っていて、そのバランスの中でこの世界が成り立っていると考えられているのです。その中に「愛/恐れ」という二極のエネルギーも存在します。

「二元性」の世界である、ということは、上に挙げたような両極のエネルギーが同時に存在しているということ。例えば自然界では、朝が来れば夜が来るし、暑い日もあれば寒い日もあります。同じように、男性の中に女性的な一面があり、女性の中に男性的な部分があり、それら全てが合わさってその人を示します。つまり、二極のどちらかの一面だけでは、ものごとの全容を把握することはできない、ということなのです。

もうひとつ大切なことがあります。この世界に起こる出来事そのものには「意味」はありません。起こる出来事ひとつひとつを「意味」付けしていくのは、受け手であるわたし達自身に委ねられています。「善いこと」も「悪いこと」も、それは受け手であるわたし達の自由な解釈に任されているのです。

何かが起きたとき、それを「恐れ」から捉えるのも、「愛」として受け入れるのも、わたし達ひとりひとりが自由に選択し、決めることができるのです!

以上のことから、たとえ「ハード」な出来事が起きても、「ハード」な側面だけに囚われずに、その反対側にある「ソフト」な側面、つまり「恐れ」の反対側にある「愛」の側面を見いだしていくことが大切です。

それためには、何か「恐ろしいこと」「嫌なこと」「悲しいこと」「苦しいこと」が起こった時、そこから目を反らさずに、その向こう側にある「愛」の側面を見いだす作業を厭わないこと。これを続けることがやがて、どんなできごとにも「希望」があることを信じる力になってくれることでしょう。

このようにして「愛」の側面と「恐れ」の側面の両方から捉えることができた時、その出来事の「本質」に到達することが可能となります。それは「二元性」を超越して、新しい次元へと進むステップとなるのです!