京都の節分に 3箇所 参りました。
今年は 大変 温かい 日でした。
この日記を読んで 厄を 落として いただけたらと 思います。
一づつご紹介しますね。
まずは、午後2時に 開催された 平安神宮(HP)の 節分行事へ。
平安初期の、宮中での追儺(ついな)の 儀式を
忠実に 再現しています。
平安初期ですので、
装束は 雛人形が 着ているものとは 違います。
祭の雰囲気を 伝えることを 中心に、
説明は 必要最低限にさせていただきます。
この儀式には 陰陽師が 活躍。
独特の歩き方で 歩き、
膝をついて、祭文を 唱えます。
祭文は小声で 唱えるので 見物人には 聞こえません。
「鬼さん」に聞こえるように 唱えるそうです。
黄金四つ目の 面をつけた 大男、「方相氏」が
鉾と盾を 打ち鳴らし「おにやらう~~」と叫びます。
次に、上臈が 北東と北西に 弓を射る。(桃の弓で葦の矢)
次に、殿上人が 桃の杖で 四方を撃ちます。
そして 全員で 「おにやらう~~~」と言いながら
斎場を 3周回って 応天門へ移動。
応天門に 勢揃いした姿は 圧巻どす。
ここでも 方相氏が「おにやらう」と発し、
弓を射て、杖で撃ち 一連の儀式が終わります。
儀式が終了したあと、 境内の隅で、
関係者の記念撮影が。
お子さんもいはって 微笑ましい光景。
そこで、お面を取った方相氏の 姿を見て しまいました。
どんな お顔だっかは・・・ 秘密どす。
追儺について
平安神宮の追儺の次第に ついては、
・ 平安神宮のこちら
・ 『都市問題』2月号 特集 現代日本と「鬼」
斎藤英喜 「鬼と陰陽道-「追儺」の現場から」
・さらに、詳しく知りたい方は、
『陰陽道の神々』斎藤英喜 思文閣出版 を参考になさって下さい。
お読みいただいて おおきに。
つづく
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