責任の所在は? | Petit Petit Happy Search(ぷちプチしあわせさがし)

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発生から1か月を過ぎても、復旧のめどが立たない福島第一原発。
国際的な評価基準での事故評価をこれまでは「レベル5」としていましたが、経済産業省の原子力安全・保安院は12日、最悪の「レベル7」に引き上げることを決めました。

ほんの少しですが、原子力安全・保安院の会見の様子をテレビで見ました。
その中で、記者の方から発せられた「管理トップの“責任”」といった声。
果たして“責任”とは、行政や企業だけが取るべきものなのでしょうか?

私だけかもしれませんが、スイッチをONにすれば電気はつきます。
でも、それが当たり前になりすぎてしまって、電気は無尽蔵にあると思いこんでいたというか、それほど意識せずに使っていました。
しかし、東日本大震災の発生を受けて、このような状況になってしまって、計画停電も経験して、電気は絶えず作り出さなければならないものであることを改めて感じました。

高度経済成長によって生活水準が上がると同時に、使用する電力量も増大していきました。
需要と供給のバランスを取るために、原発などの発電所を各地に作らなければならない状況になっていったと思います。
その状況を作り出したのは私たちです。もっと大事に扱うべきだったと思います。

ですから、行政や企業だけに責任があるのではなく、私たちにも責任があると思います。
では、私たちはどのようにして責任を果たしていけばよいのでしょうか?
まずは、モノ(電気)を大切に使う心を持っていきましょう。
体は心を映し出す鏡です。心がそのような思いであれば、体もそのように動くはずです。

「原発をなくせ!」と最近よく聞くようになりましたが、すぐになくせというのは無理な話です。
ですが、私たちが無駄遣いをせずに電気を使っていけば、原発の数は減らせると思います。
それと同時に新たな技術が開発されれば、将来原発ゼロも夢ではないかもしれません。